■レッドグラス・ブルーグラス・アイボリーグラスについて
 

代表的なグラス系品種にはレッドグラスとブルーグラスとアイボリーグラスがあります。
このグラスというのは一般に尾びれに黒い細かいスポットを表現する品種をいいます、繊細で美しいものです。
赤い尾びれになるものをレッドグラス、青い尾びれになるものをブルーグラスといい、また白黄色いアイボリーになるものをアイボリーグラスといいます。
このグラス模様を表現させるには色々な方法があります。
方法というよりは遺伝的な構造という方が正しいでしょうが、この方法を色々なパターンに整理してライン取りをしてみました。
なぜこうしたことが必要かといいますとグラスに付き合って行きますとグラス柄が粗くなってきたりもっとこうして見たいなどという色々な修正や自分好みのグラス柄や色合いにして見たいなどという要望がでてきます。
こうした場合こうしたよく整理された個体を持っていることでただ乱取りするのではなくきちんとした目的のための交配をする事が可能になってきます。
これが遺伝的な部分をある程度整理した個体を飼育する意味合いです、では以下販売固体の構造を簡単に説明したしますので目的によりまして一番目的に合った固体を選んでください。
これは基本的な構造の部分ですからレッドグラスでもブルーグラス色合いの違いだけで同じです。
また、ここで販売しているレッドグラスは赤でラインを作っておりブルーグラスからのハネ仔ではありませんので安定した表現が期待できます。

■グラスグラス系
これは性染色体の部分をグラス・グラスで揃えてあるタイプです。
体の透明度が高く非常に繊細な感じの固体です、尾びれのスポットの入りは良くありませんが他構造のグラスまたグラス系品種と交配することでグラス柄の入りを良くする事ができます。
グラスの立て直しには是非に必要になる品種です、最近はこのようにグラスで揃った品種は珍しいものです。
また別系として先ほど説明したグラスグラスをUSパープルデルタに一旦交配したタイプでUSパープルデルタ自体グラスグラス系であるためグラスで揃いながら大きな体格になります。

■グラスモザイク系
これが一般に流通しているタイプです、グラスにモザイクを交配することで綺麗なスポットを表現しているものです。
グラス柄が粗くなりすぎた時はグラスグラス系に交配することでグラス柄を建て直す事ができます。

■グラスレッドテール系
これはグラスに常にレッテールを揃えたタイプでグラス柄は少々大柄になりますが赤味が強く大変に美しいものです。
グルーグラスにした場合はグラス柄を出すのには多少努力が必要のようです。

■アイボリー色
基本的にはグラスモザイクです、で常に赤が揃っていてかつアイボリーがそろいますとこうした白っぽい美しい品種になります。
また揃っている固体から生まれる仔はすべてアイボリーになり扱い安い部分もあります、体格は相対的に大きめになります。
アイボリーとは赤の抑制因子ですので、これらをRヘテロにした場合ブルーグラスとさほど変わらない表現になります。