この見せびらかし中のウィーンルブラでありますが、このごろお問い合わせを多々いただくようになりました。
そこで・・・・・・・。
新種ってなにと、いうお話・・・・・・・・・・・・
話をつづけますが、このウィーンルブラですが、お出かけいただきましたお客様から「画像の印象と少し違うネ」とおっしゃる方がおおいのであります。
今までグッピーの色合い表現は、どちらかと言うとベタっとした表現ですネ。
そうですネ、しいて言えばネオンドワーフレインボーのような見る角度によって色合いが微妙に変わって見える色合いはありませんでした。
ウィーンルブラの色合いは正にこの微妙な色合いで、見る角度によって、ブルーからパープルそしてピンクからレッドに変化して見えます、さすがに画像は瞬間の切り取りでありますので変化という部分の表現は難しいですネ。
ウィーンルブラはこの見る角度によって変化する微妙な色合いが今までのグッピーに無い新しい遺伝的な要因であります。
そこで、お出かけいただきましたお客様から
「これどこから出てきたんですが〜」
なんて聞かれます。
「これはですね〜・・・・・・・・・・」
と言った会話になるのですが、お客様の中には、
「これどうやって作るんですか〜」
とくる方がおられます。
私としては引いてしまうのであります!
今まで新種と言われた中には、今まである遺伝的な要因を重ね合わせて表現させ新種を名乗るものがございました。
これは新品種かも?しれませんが、新種ではありません。
いままでのグッピーはこうした部分がドンブリとして扱われてきてしまっているので、まあ仕方ないと言えば仕方ないのですが。
新種を名乗るからには、いままで存在し得なかった要因をもって表現されている品種と考えるのが通常とおもいますので、どうにかして作れるのは新品種ではあっても新種とは言いがたいのであります。
気持ちはわからないことはないことはないですが?
いままで、わたしどもで新種として扱ってきた品種は、まずギャラクシーブルーグラスこの品種はギャラクシー部分つまりプラチナコブラとレッドテールに新しい遺伝的な要因がありました。
次はアイボリー系品種です、これはアイボリーを常に揃えることで、生まれてくる仔は100%アイボリーになる新しい要因でした。
また、ラズリーアクアマリンモザイクはモザイクでありながらラズリーとアクアマリンを表現できまたきれいなトライアングルテールを成立できる画期的な品種です。
このような新しい遺伝的な要因が出現する原因は偶然にしろ必然にしろそおそうお目にかかれるものではないのであります。
日々こうした部分に熱中されて努力しているグッピーファンにたいして「これどうやって作るんですか〜」は少々粗暴な感じがいたしますが。
いかがなもんでありましょうか?