先日お客様と懐かしいグッピー百科の話になりまして、まぁ実際のところこの書籍を知っている方はもう少ないのかもですガ。
たとえばデルタテールオブフォンテーヌとかスカーレットオブハワイなどと言う品種名が出てくるとなんとなくドキドキしてきます、私自身はその生体を拝んだことは残念ながら無く書籍での画像のみではありますが、グッピーを飼い始めたころのなんとなく新鮮な感覚がよみがえってきます。
今時こんな名前知っている方の方が珍しい時代になっていすが、でも話は合うのかも。
こうした画像を今になってみて見ると昭和40年代に経験と勘によってオールドファッション?(当時にはこうした名前は無いのですが)の自縛から逃れようと挑戦され現在につながる多くの品種が作出されてきたように当時の画像からは私には写ります。
なぜ現在のオールドファッションと言う品種はオールドファッションの名前になったのか、なんとなく判ってきた気がしました。
今のうわべの品種名?と言うよりタイプ名という方が正しく思われる時代とは異なり、この時代は品種名にはそれなりの意味合い、ある意味で隠語的なものがあったと思われる、先人なかなか恐るべし!
このごろグラスについてもこんな感覚を覚ていました。
グラスに揃えれば揃えるほど、現在グラスと言われている尾びれの柄は消失していく、それなのに先人たちはこの品種をグラスとよんでいる。
変な表現ではありますが、モザイクはモザイクでレッドテールはレッドテール、これは私にしてみればグラスは不可思議そのものでありミステリーでありました。
最近のグッピーならいざしらづ、先人たちの言う銘々にはかならづや意味合いがあるはづ。
そう考えていた私にとっては大きな疑問となっていました。
それがやはり先人の表現を理解できない私の無知にあったことに気づいた時には愕然としました。
グラスというグッピーの名が示す表現は基本的には尾びれの柄のことではなかったのです、“グラス”つまり体全体がガラスのように透明度が上がるという品種であるという意味であった訳で、尾の柄の意味では、なかったのであります。
先人の仕事を的確につかむことができなかった後発の人間ども私を含めての無知の産物でありました。
まぁなんともという一例のひとつであります、もっと品種と言えるものであること銘々の重みと言うものを感じなければいけない瞬間です。
「そんな面倒な話はどうでもいいわ」
といわれている感じがしますが、「もっと気楽にやればいいじゃん」
「適当に交配させて面白いものが出てくる、これがたのしいのよ」
そんな声が聞こえてきそうです、そうですそれはそれでいいのありますが。
お客様にこんなお話をお聞かせいただいたことがあります、
「私もいろいろな趣味をやっているのですが、普通趣味はタイマイお金を使ってその趣味のおおぎを得とくし、その得とくしたおおぎを趣味の同朋に分かち合うこれが楽しいのですがグッピーの場合中身が・・・・と言ったお話をされるお客様も居られます。
そんなんですよね、今までのグッピーは妄想の暴走の部分が多く実際にこうしてこうだと言うきちんとしたデーターが公表されてこなかったのかなかったのか。
出回る情報というより怪文書に近いですが、裏付けのない妄想文書でまじめにやっている趣味人を惑わすのみ、これでは・・・。
そろそろグッピーも一度脱皮して大人の趣味になる時がきていると思うのですが。
私もグッピーにかかわるものとして努力をせねば、反省をかねて。
日増しに春めいてくるこのごろ、ふと久々に独り言ってしまいました