いや〜暑いですネ。
サクラも咲いたかと思えばもう葉ザクラに変わり今日はこの陽気、温室も戸を開け放ちやっと27度です。

いきなり夏?、そんな事はいくらなんでも無いのでありましょうが。
そろそろヒーターの電気代を気にしながら、から開放される季節になって来ました、ありがたい事です。

まずはお詫びからです。
先日はいきなりお休みさせていただきまして申しわけありませんでした、親戚にお義理が出来てしまいまして、なかなか田舎はうるさくて得意のいいかげん?がまったく通用いたしません。
母上様の鶴の一声で、束ねて伸ばしていた髪も切らされてしまいました 、見るからに汚いのだそうであります。
日ごろ自由人でやりたい放題でありますので、親様と奥様には逆らえませんですナ。
お付き合いの長いお客様方には、随分笑われてしまいました、まあまた伸びますがネ、しかし後頭部がこの陽気にしてなぜか寒いのは気のせいでありましょうか。
まいった、まいった! こりゃお詫びになってないな。

先日お客様とお話いたしている中で、久々まじめに水草の話題になりまして、
「最近の水草は随分生育条件が変わってきているネ」
と言う話になり、確かにこの頃良くご注文いただいているレッドルドウジアなどは元来かなりの酸性向きの水草でありまして、とてもじゃないですが、今のように 中性近辺に持ち込んだものなら3日持たない品物でした。
ところが、最近のレッドルドウジアはどうでしょう。
アルカリ性の方が良く育つと言うより酸性にするとなんと枯れる、雅にグッピー向きの水草に変身しております。
レッドルドウジアが枯れると言っているあなた、ためしにサンゴ砂でも入れて育ててみてください、本とです。
近年流通している水草は休耕田を利用して腰水で栽培されているものが多く簡単な話、水を入れる蒸発するのでその分水を足していくわけで、どんなに軟水を用いていても最終的には、硬水の強いアルカリ性の水になって行きます。
こうした条件で残ったものが、本となり栽培され続けて行く訳で約10年ほど立つと草体自体変化していくのだそうです。
ですから一昔前は、その水草の自生地を考え二酸化炭素を添加しPHをチェックしと言う世界でありましたが、今の水草の故郷は休耕田であります。
用は 中性近辺かつ弱アルカリ性で十分に栽培が可能になっています、楽になったものです。
久々にまじめな話をしております。


やはり水草の話題とはいえグッピーが中心でありますから、話はウィータースプライトになりまして、
「今のスプライトはなかなか育たないですネ」
そうなんですネ〜、メールでも
「どのくらい買ったかわからないが、一本も残らない」
なんていうのもたまにいただいきますが。

私も問屋さんから何度も何度も仕入れまして、当然水上葉ですが活力を取り戻すべくお願いしてふきなおしをしていただき、本当に何度も何度も水中葉にすべくやったのですが、本当に何度やっても一本も 水中葉になりませんでした、これだけやってダメならもうムリだろうと思っていました。
当時そのため「飼い方育て方」でグッピーにはハイグロの方が向いていると書いた訳です。

ネットで検索をして見ますとやっぱり育たないと書いている方が多いですネ、引き換え売っている方には相変わらず丈夫と書いてあるのが多いんですネ。
すごいのは生育には二酸化炭素がいると書いてあるのもありビックリ、これは育たないて意味では・・・・。
水中葉で販売している所はほとんど見当たりませんでした、みんな丘葉販売でありました、やっぱり。
やはり長期の水上葉による繁殖栽培によりあれだけ丈夫でほっておいても育ったものがなんと水中葉を作らない水草?になってしまったようです。
残念なことです。

  

画像は温室のウィータースプライトの植わった水槽です、ウイーンエメラルドが暮らしています。
「えっ、今の話と違うでしょうが」
これは、最近お付き合いが始まった客様で色々なものを飼育されているのだそうですが昔からずっと持っているウィータースプライトで、丈夫で植えすぎては捨てていると言う事で今年の初め頃少しお譲りいただいたものを増やしているものです。
長く栽培されているものですから心配無いとはおもったのですが一応、感染症が無い事をかなり時間をかけて確認しまして少し余剰が出始めましたので、やっと少し店舗の方に持ってきたものです、見せびらかすために、・・・・・・・性格悪!
変な表現ですが、やはり昔のウィータースプライトですネ、何もしなくても弱い蛍光灯の光で繁殖していきます、こんな光景は何十年ぶりでしょうか?
懐かしい光景です、水槽の中でゆるりと育てられてきたウィータースプライトは昔のウィータースプライトままでした、こうした事で考えさせられるのは、やはりムチヤな栽培はいけないですネ。
まあ、レッドルドウジアのように扱い易くなるものがあるもののウィータースプライトのようにまごつくとこの萌黄色の林が見れなくなってしまう、生き物にたずさわる者として考えさせられる所であります。

久々?めずらしく?水草をあつく 語ってしまったので、そろそろ本題グッピーであります。
またまた、えらい奴がやって来ました。
そうですネ、簡単に名前を言ってしまえばレッドレースなんでしょうが、
「な〜んだ良くネットで見るタイプじゃん」
ではないのだそうであります。

元々はメタルだったのだそうでありまして、いわゆる派生種です。
画像を見ますとなるほどと言う感じがあります、まだ若い固体で成長に伴い赤味は強くなるようです。
レ−スコブラにしては尾びれは中落ちせず良い開きをしていますし、背びれも十分です。
面白い遺伝的な要因を持っているようです、詳しくはNewタイプのご紹介にて。

ここで長々かかっておりました、アイボリーグラス形になりました。
生まれてくる仔は100%アイボリーグラスになります、体にはライトブルーが入り大変に美しいものになりました、今回リリースは2ヶ月ぐらいの若い固体です。
お待たせのお客様仔の機会に是非どうぞ、 アイボリーグラス系の道がまた楽しみになりました。

5月連休中は5日も休まず営業いたしております。
良い季節でもあります、行楽のついでにでもお立ちよりください、水槽は相変わらず緑色の水でございますが。
たまには水草の話もよろしいですネ。

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お付き合いいただいておりますWebサイトのアドレスが現在のアドレスと他に
http://www.poecilia.com/
からもアクセスしていただけるようになりました、お問い合わせメールアドレスも
shop@poecilia.com
もお使いいただけるようになっております。
当分の間はいままでのguppy.toと併用になりますが、近い将来はpoecilia.comに統一になりますのでお気に入りに入れていただいているお客様はお早めに変更などよろしくおねがいいたします、お手数をお掛け致します。