店長の独り言
                             

■気がつけばもう10月になっておりました。
今年は御柱の年で諏訪の平各所で本宮から小宮で御柱一色でありました、今年はささやかに地域の役でアレヤコレヤとお付き合いでやっとここまできて地元の小宮御柱祭が無事に終わりまして・・・・やっと今頃今年2度目の独り言であります。
久しぶりにお付き合いください。

■今日の店舗前です、もうビオラの時期になってきましたね。
今年はお天気の日が続かず日照時間は例年の半分くらいだそうですから、なんともなんともであります。


■フジバカマ・ツワブキが咲き秋の風情であります、例年このツワブキが咲きますとあきがきたなぁ〜と実感いたします。


店舗入り口のようすです、日が幾分低くなり秋の感がでてきました。
先日朝方7℃くらいの日がありさすがにアメリカンスプライトの水上葉はやられました、グッピーをお送りするのには暑からず寒からずで良い季節でありますが、まぁ当然ですよね屋外で熱帯の水草ですからね、ヘニコウホネも屋外ですから、来年を考慮してそろそろ根をいじれませんので来春ということでご勘弁ください、今年はよく花を上げてくれましたね来年もよろしくというところでしょうか。



■久々に真面目に?水草を育てています。
先日お話したようにお譲りいただきました日本産キクモであります、日本産キクモでありますから屋外でも自生するという部分ではいくら秋風が吹きましても
問題の無いはず?ですが、信州の屋外で持つかな〜、基本的には持つはずでありますが産地が不明でありますので日本も広い、で安全をとって水中葉にもしています。
一冬持てば後は問題ないと思うのですが・・・・・・・・。

■久方真面目に水草を植え込みました、が そうですね〜、相変わらず何もせずただ植えただけであります。


■これで植えてから二週間くらいですか、ご覧の通りチップフィルターのみであります、CO2のシステムもありません。


■これが屋外の水上葉です、直射日光下で水面より幾分草体を持ち上げてよく繁茂します。


■こちらが水中葉です、水上葉からは想像出来ない繊細できれいな萌黄色の葉を出します。

■この画像はライトが消える頃になるとこのように葉の先端ん部分の葉がとじてきます、水槽に適応してきますと毎日定期的に時間的サイクルでこうなります、これを就眠運動といいこうなると一応OKです。

水中化するのに、約一ヶ月くらいかかりました。
はっきりとしたデーターは無いのですが、昔扱った個体より水中葉を作るのにかなり時間がかかるように思えました。
昔の個体は植えていきなり出てくる葉が水中葉という印象でしたから、現在の個体はどうしても水上葉での栽培が中心ですので、まあ仕方のないことですが(営業的についう意味で)ウォータースプライトのように水中葉を作りにくい個体が現れないか少し不安を感じました。

まぁご覧のように私の所に縁あってきた個体は無事に水中葉をつくっていますが。
しかし本当に水草独特の繊細さとこの萌黄色は魅力ですおすすめできる一品です、今度は絶やさない用に管理しないといけませんね、時代と共に次がなさそうな感じ。

■先日お出かけ頂きましたお客様に、「これ何もしなくて育つんですか〜」と言われてしまいましたが・・・・・・・・・。

とりあえず、キクモ自体見た目に比べ大変に丈夫ではありますが、これもこれで一応水草育成用になっています。
最近の立派なシステムをお使いの方には笑われてしまいますが、こんなシステムです。

これは900X300X360の水槽ですが、ネオンテトラの20尾や30尾では出来ませんが、この一面に繁殖したグッピーたちが一約かっています。

まずライトが点灯すると軽くグッピーたちにフードをあげます、これによってこの数居るグッピーたちが生きた二酸化炭素発生装置になります、泳ぎ回ってまんべんなくCO2を添加してくれるとこになります。
そして彼らの排泄物がキクモへの窒素分の供給源になります、通常肥料としては硝酸性窒素という形が一般的ですが、この場合水草にとっては非常に生理的と言われるアンモニア性窒素からの供給になり試薬的には作りづらい環境が自動的に?整う事になります。
まぁ他の必要なものは別途ということにはなりますが。

こうした手法でなんでも育つという訳にはいかないとしても「なにもしないことは一つの技術」とうものです。
長いお客様はご存知のかたもおられると思いますがうまい手法です、ムリがないですから水中に順応する水草本来の姿が楽しめます!

れは少し脱線ですが、最近の水草は昔の個体と比べますと水中化しやすくなったというのか育成するシステムがよくなったというのか・・・・・・主原因はわかりませんが確かに水中で育ちやすくなってきましたね。

しかし古くからのお客様などはおつしゃるのですが「草が固くなったよね〜」。

これは簡単にいいますと水中で水上葉に近い形状の葉を出しているということなのですね、要するに水の中でも水中葉を作らなくても育っていける。
まぁ、丈夫になったというとらえ方なのですが・・・・・・ここにひとつ問題が?生じます。
品種によってですが、水草本来の昔ながらの繊細さ・美しさが失われるものが出て来ています。
わたしどもで栽培している水中化するウォータースプライト・アメリカンスプライトなどもそうですが水中化できなくなったものもでてきていて、水中葉を作る個体は貴重な存在になっています。

そこで、このキクモもそうでしたが、以前のような昔の形状を作る水草を探しております。

今年はキクモをリストに加えることができましたが、現在もう一品種 ロタラ・ロトンジフォリア かれこれずっと15年以上水中葉だけで生活してきた昔のような柔らかい幾分長めの葉で先端部がピンク色になる個体をいただきましたので現在繁殖中です。
まだまだ先になりますが、お楽しみに!

雑談になってしまいますが、最近のハイグロフィラなどは昔のものとは異なりタイランドタイプになっているようですしルドウジァあたりはほとんど交雑になっているようですね。
わたしどもで栽培しているベニコウホネしろウォータースプライトにしろ、繊細で美しい品種の形質は残していきたいものですね。
水草は実際10年くらい育成j環境が変わると草体自体の育成環境が今までのものと別物になるようですから、デリケートなものですね、大事に扱わないといけません。

■主なグッピーのはなしをしなくてはいけませんね。

今年は本職以外で色々と雑事に追われておりましたが、何もしないでいた訳ではありません。
相変わらず得意ワザ?でいろいろと試行錯誤いたしておりました。

今 はなしが盛り上がっているのはこのホリゾンブルータキシードですね、こうしたブルーのグッピーというのはなんとか全身ブルーのグッピーが作出できないのか?またブルーの表現で揃える方法は無いのか?というチヤレンジなのですが、当然美しいのは言うまでもありませんが。
現在までまだ手法的に確立出来てはおりません。

一度ネオブルーグラスのネーミングで広げた表現がありましたが、数が少ないうちは仔が100%ブルーグラスになる個体に見えたのですが数展開してみますと基本構造はアイボリーグラスであることが判明、その下地にブルーに見える残物が尾びれに点在するというものでした。
この場合残念だったのはアイボリーグラスがベースなのはうまかったのですがこのブルーに見える残物が色素胞のような色表現の要因ではない要するに残物であるためコントロールできないという点でこの構造ではどこまでいっても今ひとつということであきらめたという前例があります。

ブルーという表現はどの魚類にても魅力のあるものです。
今回のこのホリゾンブルータキシードのブルーもある程度数がまとまってきて「あれあれ」というはなしになったものです。
おかげさまでこれが引き金になって今まで全く手がかりらしきものが無かったブルーフラミンゴの構造に先が見えたような・・・・・。

このブルー表現の構造は、ブルーグラスに代表される半優性ブルー・US系に代表されるメラニンブルーなどに次ぐ第3のブルーであってくれると良いのですが。
時代を追うことに複雑化するグッピーの表現構造ですが、もうXYだけで事を片付けられる時代は遠くなりましたね。
久々のひとりごとで長くなりました、お付き合いありがとうございました!

2016年10月18日

Canonn EOS 20D  CANON ZOOM LENS EF-S 18-55 IS STM    
Canon EOS 50D  EF50mm F2.5コンパクトマクロ
Photo/S.kobayashi