店長の独り言
                             

■07月24日
やっと梅雨開けであります、その割には雨が続いているような。
今日は暑くなりました、このところ毎日水槽に管理に追われておりさすがに疲れが見えてきたというところです。

今まで整理せず交配や生産を重ねてきたため少々整理の必要に迫られまして、いざはじめますと仕事とはいえ、なかなか大変です。
しかし今回までの多くの交配作業にてある程度の目標を達成出来ました、アイボリーもモザイク・プラチナを整理して揃えることが出来ましたし、まだ販売までは行きませんがグラスボトムとして生産をはじめました。
このアイボリー系ボトムは新しい表現に寄与してくれると期待感があります。

 
この花はうちの奥さま自慢のアジサイのクレナイというのだそうです、三年になりますが今年はやっと落ち着いたか感じです。
このアジサイには珍しい赤い花は印象的ですね。

 
左の画像は奥さまが今年探してきたゼラニュームの黄花です、面白い改良をするものです。右の画像は春先いただいたハスです、
やっと水上葉を上げて来ました、さぁ花までいきましでしょうか?
 
庭に水鉢のホテイソウも咲きはじめました、木立ベコニアもきれいに咲き揃っています。

 
右の画像はムクゲの青花?というふれこみでしたが、どこの世界でもブルーという定義は微妙ですね。
左の画像はキバナツリフネソウです、今年も咲きはじめました少し早いような。

また、ダメ元の交配でしたドイツとルブラも想像以上に良い表現を得ることが出来ました。
出現率の高いスワローのドイツも原理的な部分はまだこれからとしてもだいたい確認ができましたし、長年どうにも先が見えづにいたモザイクタキシードもここに来てどうにか想像の域に入ってきました、やはりかなり深い品種であります。
タキシード表現をどう考えるか大きな布石になりました、先人の想像した表現に少しでも近づければ面白いと思うのですが。

それでは、恒例で、前回の続きから。

キングコブラのはなしと思っていたのですが、このところ話が少々厄介な方向に暴走気味で
「付き合っていると頭が痛くなる、もう少し穏やかにできないか・・・・・・・」
とクレーム?をいただきましたのでキングコブラの話は少し先送りにする事にいたしまして、ラフな雑談を少し・・・・・・・・・・・・・。

メインページからグッピーの夏場対策をお書きしましたので是非ご一読出ださい、参考になりましたら。

このところグッピーを飼いはじめて間もないかたでしょうか、水質のご質問を良くいただきます。
夏場は早目の水換えと餌やりには注意したいものです、合わせてウォータースプライトについてのお問い合わせも多く驚いて?います。
サイトでも詳しい情報は公開してございますが、なかなかうまく育たないというお客様も居られるようで、説明不足の部分?というより お話をお聞きいたしますと感覚の違いがあるようで少しここで補足しておきます。

■ウォータースプライトを育てる
最近水草を育てるというとやれ60センチの水槽に20wの蛍光灯4燈だとか、やれ水銀灯だとかメタルハライドだとか、蛍光燈にしても高光量型のものであるとか。
そして炭酸ガスを添加して、底砂にはPHを下げるソイルを使ってという時代であります。

私が最初に熱帯魚を飼い始めた時代では、60センチの水槽で蛍光燈は植物育成用の20w1燈でこのタマが切れるまでは交換しない、水換えは盆と暮れの年二回、炭酸ガスどころかろ過器はエアーバリバリ表現古の底面ろ過器、水草の肥料など何のはなし!底砂は貝がらの混ざった大磯砂、こんな時代でした。

しかし、こんな環境でもそれなりの水草はゆっくりですが育っておりました、当時は水草自体熱帯魚店にそうは販売がなかったのですが、そうですね品種を上げるとすればまづウォータースプライト、ミクロソリューム当時はジムノスなんていったのですが、ウイステリア、アマゾン、ハイグロくらいだったでしょうか。
何分長野県の田舎でございましたからこんなものでした、ただウォータースプライトは増えて増えて嫌味な言い方をすれば捨てるに大変といった感の水草でした。

それから一時代水草のブーム的な時代がございまして短期に多種多様な水草が日本に持ち込まれ現在のような水草中心とした飼育水槽が出来てきた訳です。
その流れの中で丈夫すぎたウォータースプライトは忘れ去られいざと思った時には、サイトでもご説明いたしましたが現在のような水中化出来ないものが主体に市場に流通するようになってしまった訳です。

ここに最近グッピーなり水草なりはじめられた方との感覚的なづれがあることが解りました、わたしどもからウォータースプライトをお送りしてどうもうまく育たないとおっしゃるお客様の場合、私がご説明させていいただく際
「低光量で」

とおはなししたこの低光量の度合いが全く異なるという事であります。
たとえば今まで60センチの水槽に20wを4燈点灯させていた方に
「今にも切れそうな植物育成用ランプ1燈にしなさい」
とお話してもまるで光が全くないようで度強よくそうした環境を作れないという部分であります。

そうですね、このように簡単に水中化出来るウォータースプライトの場合高光量にした場合光焼けを起こし一週間と持ちません、また太陽光などに充てると半日くらいで枯死してしまいます。
まずここら辺をご理解いただかなくてはいけません、60センチの水槽でしたら20w蛍光燈を水面から10cmほど持ち上げた位で十分ですし、最近はやりのLED電球ですと昼高色で6wもあれば十分です。
今時なじみにくいはなしですが、現実であります。

また最近はやりのPHを下げるソイルもいけません、サンゴ砂を少しませた普通の四国砂がベストであります。
なかなか今のご時世理解しがたいものでありますが、これはきちんとした理由があります。

良くものの本などには「低光量に順応して」といった一節がでてきます、確かにそうした品種もあるのでしょうがウォータースプライトの場合順応ではなく淘汰によって低光量でかつ中性〜弱アルカリで育つ個体に変わってきているのであります。
ですから高光量では育たないのであります、元来
ウォータースプライト、いわゆるミズワラビは高光量型の水性シダでありますが水槽内で水中葉を作るウォータースプライトはミズワラビと元は同じとしても現在の型は似て非なるものという訳であります。
現実的には、ウォータースプライトと ミズワラビを同じものとして扱うのは無理があると考えます。

数値的にお話するとすれば私どもにありますスプライトの一種スマトラスプライトは完全に水中化する個体に淘汰がおわるまでやく5年ほどかかりました、まぁカンタンには行かないということですね。
ある意味 ウォータースプライトの貴重なところです、雑談でありました。

■アイボリーのはなし

少しはグッピーの話もしなさいといわれそうなので、ほんの少し厄介な話を。
これから先はわたしの妄想の暴走でありますのであしからず・・・・・・・・・・。

最新の情報で少しお話しましたが、アイボリーのはなしです。
アイボリーは赤の抑制因子であることはもう否定する方はおられないとおもうのですが、面倒な言葉遊びのようにまってしまいますが・・・・・赤の抑制因子の抑制因子が存在するらしい・・・・・・・・・・・・・・でた・・・・・・・・・。
こうも考えられるかも、アイボリーで抑制出来ない赤があるのかもしれない・・・・・・・・・・・・・あちゃ・・・・・・・・・・・。

でも赤を抑制してこれを抑制すると・・・・・ううううん・・・・ないと同じって?
訳わからないはなしをしておりますが、これがうまく抽出出来ればその先には、安定した大型のドイツイエロー、安定したレッドテールのデルタ型etc・・・・・そんなうまい話が・・・・・・・・・あくまで、わたしの暴走でありますのであしからず。

本日はここまで。