店長の独り言
                             

■06月19日
もういつの間にやら梅雨だそうであります、確かに梅雨という気候です。
少し時間が取れたので、このところ反響の大きいというか訳が解らないと言われているというか急かされたというか、レッドテールの続きを載せましたのでお付き合いください。

店舗先においてあるベニコウホネが咲きはじめました。
最初花は黄色で咲きはじめやがて赤く変わっていきます、しゃれた花です。
つぎつぎと花が上がってきます。

 
こんな感じに花が上がってきます。
 
これは同じ花の画像です、このように色合いが変化していきます。

それでは、恒例で、前回の続きから。

■レッドテールの話のつづき
前回のおはなしでレッドテールは基本構造はデルタにならないという事はご理解いただけた?ことと思います。
かなりショックな方も居られた事と思います、私もこうした現実を理解するまでにはかなりの時間がかかりました。
しかし、自分なりに交配を重ねていくとどうしてもこう考えるしかないという結論になりました、ではレッドテールという品種に尾びれを付けることは不可能なのなものなのでしょうか。

ついう訳で、一例ということで、研究リポート 93.でご紹介いたしました、これはグラスを使った方法です。
交配させた仔をみて親を見ればびっくりするくらい尾びれが出来ていますね。
ベースがグラスでありますから赤い尾びれに黒い点がまだ少し気になりますが、それはこれから先の仕事としてとにかく一応デルタの尾は付きました。

この例ではあまり複雑な交配になってはおりませんが、それでもグラスとフルレッド、二つのファクターが使われています、もしかするとゴールデンを噛んでいるかもですが。
レッドテールの場合、このようにいくつものファクターを重ねていくことで強固なものになっていくようです。
一般的な品種のように表現を安定させていくには胴胎交配を重ねて煮詰めていくというのではなく重ねていくという手法になる訳です。
ここにレッドテールの攻略法があります、しかしこうした交配には交配させる一つ一つのファクターを十分に厳選させる必要があることはいうまでもありません。

また、こうした手法はこうした部分にも現れてきます。
以前お付き合いの方からこんなお問い合わせをいただいたことがございます。

「レッドテールタキシードのメスがほしいんですけど」
「レッドテールタキシードのメスですか?」
「尾びれの赤いメスがほしいのですが」

そうなんですよね、レッドテールという名が付いていてメスがちゃんと尾びれが赤い個体というのは正直なところ居ないですよね。
まぁ、ゴールデンやアルビノ、RREAも含めてメラニンを抑制しているものは別として・・・・・・・・・・・・・・・・。
なんで・・・・・・・・・・・・・・って、黒を抑えてあったら下地が解らないってことです、悪意をもっていえばボロ隠し?それともひとつの手法、まぁこれはとらえ方ですが。

それはそれとして、だいたいレッドテールのメスってタキシードも含め赤みは刺しているいるものの薄黒かったり白味がかっていたりまた黒いシミが出ていたり・・・・・・・・・・・・うんぬん。
こうしたお問い合わせをいただかなかったら今までこういうもんだと疑問も持たなかったかも・・・・・・・・・。

そうなんです、レッドテールですからメスの尾びれもお客様のおっしゃるとおりお赤くなくてはいけませんよね。
何やら話がいちだんと厄介になってきましたね・・・・・・・・・・・・・・。
れそではこの辺の話は近いうちに研究リポートにでも。

ここでひとこと。

ここでお話したのはレッドテールを全面否定している訳ではありません。
前回からレッドテールがまるで揃わないといった表現をしてきましたがここでおはなしいたしたいのはレッドテールは通常の品種とは成立のさせ方が違うというという事なのであります。
レッドテールの魅力はここにある訳です。
作り込みの妙とでもいいましょうか、正直最近ハマってます、私の中では、レットテール信仰の復活でありましょうか。

追伸?というのでしょうか。
レッドテールという品種はこうした部分に先人たちは早くからおそらく注目していたフシが見てとれます。
たとえばUS系ゴールデンレッドテールにはピングーを入れた痕跡がありましたし、またこのゴールデン自体私たちがゴールデンとして扱うゴールデン?とは異なりメラニン量が多いといわれています。
しかしメラニンを抑制するはずのゴールデンが黒いこれはどうとらえれば良いのか・・・・・・・・・。
ゴールデンに見えながらメラニンが、まるでタイガー系にような表現です、こうした作り込みはすべて赤味を強くor濃く見せるための手法にも映ります。
この辺まで来ると私の勝手な妄想かもしれませんが、レッドテールまだまだ深い部分があるような・・・・・・・・・・・・・。

■キングコブラのはなし
キングコブラって市場で良く見ますよね。
そして簡単に銘柄はキングコブラって書いてありますよね。
最近のキングコブラってなんか不思議な感じがしませんか?

キングコブラはそもそも昭和40年代からの品種です、当時の書籍などには「リングチェーン」といった表現が語られています。
当時はグリーンキングコブラといわれました、なぜグリーンという表現なのか?

さて続きはキングコブラからグラスコブラそしてギャラクシーへ・・・・・・・・・・・・・・・まだまだ店長のぼやき?コーナーは続きます。