店長の独り言
                             

■02月18日
先日の続きであります。

先日の休みに近くの量販店に買い物にいったのですが、今年はシンビジュームを値下げしておりました、やはり今年も衝動買いであります。
そろそろ置くところが無くなってきました、こんな話はどうでもいいですね。
それではつづきを・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 

■ホリゾンブルーの話の続き
ラズリーアクアマリンやプラチナアクアマリンに手を出された方ならよくご存じと思いますが、つきつめてくるとどうしてもラズリー表現とプラチナ表現が非常に似て見える、プラチナなのか白味を帯びたラズリーなのか・・・・・・・・・・・・・・?、このように青がぼけるのが同じ青の表現でのも構造による違いで表現される部分でラズリーを使ってブルーの表現を求めた場合どうしても致し方のないところです。
きれいブルー表現にはどうしてもならないラズリー、これがアクアマリンとの基本構造の違いによるものだとは、無知は犯罪ですまさに。
そこでこの多量にいるラズリーアクアマリンの中から青すぎる?個体を選び出し始めたのがホリゾンブルーであります、つまりラズリーアクアという構造ではきれいなブルーは望めないという訳であります。

もうひとつラズリーアクアマリンでは表現に難題がありました、当然の話なのですがラズリー・アクアマリンと二つの要因を合わせて体全体をブルーに見せようというのですから、体前半と後半で異なった構造になります。
これによってうまくコントロールをしないと前半部のブルーが表現できない個体やまたその逆で後半部のブルーが表現できなかったりとバラツキが生じて来ます、また煮詰めてくると全くブルーの表現の無いものものも表れ維持にはある程度の淘汰が要求されます。

ホリゾンブルーの場合どこそこにホリゾンブルー因子があるといったものではないので基本構造が透明度の高い要因でありましたらある意味XYともにまた常も空き領域といえます、したがってホリゾンブルーの青の表現を邪魔しない要因であれば表現にかなりの自由度があると考えられます。

そこで現在ホリゾンブルーにデルタの尾びれをという方向で仕事をしています。

ここで同じ方向で改良をされている方に情報を、
これだけきれいにボディーがブルーになりましたのでまず浮かぶのが「ブルーグラスにシテみたい」となります、この時交配させるブルーグラスに条件があります。

この交配させるブルーグラスは必ずグラスでそろったものでないとならないということです、これをグラスモザイクを使うとあっという間にホリゾンブルーのこのブルー表現が消失してしまう可能性が大です。

これはなぜなのか?
この交配させるブルーグラスは必ずグラスでそろったものでないとならないということです、これをグラスモザイクを使うとあっという間にホリゾンブルーのこのブルー表現が消失してしまう可能性が大です。
このモザイクというのがこうした交配には難癖になります、それはモザイクの基本構造によって起こるものです。

モザイクという遺伝的な要因はしっかりとした柄は期待できるのですが非常に透明度が低い因子でホリゾンブルーのように体全体に透明度が要求される表現に持ち込むと月に雲がかかったようにこのブルーが消失してしまいます。

ホリソンブルーにブルーグラスを交配されて得られた仔のブルーの表現がどうもおもわしくないといった場合は交配に使われたブルーグラスがグラスモザイクであった可能性が高くなります、グラスモザイクですからグラス側に振られた個体はブルーの表現は可能ですが、基本的な部分が不鮮明になりますからブルーの表現は非常に不安定になります。
最近市場に出回っているブルーグラスの大半はしっかりとしたグラス柄を得るためにどうしてもモザイクモザイクを基本としたものが多くこうした交配には不向きになります、要注意ですね。

私のところでは何を使って展開しているか?って、

それでは少しだけ手の内を、最近基本構造がグラスグラスではないかといわれているアイボリーグラスを交配させています。
アイボリーグラスは赤で揃っているとこ、よい体格が期待できること、これが重要なのですが他のグラス系品種に比べボディー部分の透明度が比較的か高いこと、こんな理由が上げられます。
アイボリーの場合アイボリーヘテロで置いておけばRヘテロの表現には影響が少ないのも利点ですね。
この時同じ交配を考えられた方は必ず揃ったアイボリーをお使いになるように、アイボリーは日本に最初入ってきた時はファンテールでのちの交配でモザイク・グラスとやみなべになっているものが多いので、下手な個体を使うとそれこそやみなべになってしまいますので。

という訳でホリゾンブルーブルーグラスの近況です。

現在交配を初めて三世代目で再度アイボリーグラスに交配中です、表現的にはボディーはベタにブルーになり単眼模様はかなり少なくなりました。
尾びれはドットの数が少なめですがブルーグラス表現に近付いってきました、ここでアイボリーグラスに戻した仔がどの程度の表現になってくれるかが楽しみなところです、アイボリーベースだから背びれは白くなるかもってところです。

展望としては、せっかくアイボリーがらみなのでできれば最終的にはネオブルーブラスでまとめてみたいと考えていますが、まだ肝心のネオブルーグラスが落ち着かないので先はながそうですが。

■バイオレットグラスの表現について
ムラサキという表現はいわゆる中間色で簡単に言えばあいまいな色合い表現である、今まで何度も試みたがい今のところらしい表現にたどり着いたことは一度も無かった。
アイボリーが日本に入ってきたときにムラサキ色のモザイクということで盛り上がったが、どんな色表現を持ってムラサキというか荷もよるのだが、結局のところ遺伝的に揃っていないアイボリーでなるほどムラサキ色で、そろえるには多少ムリがあるようだ。

現在ムラサキと言える色表現はUS系のバイオレッドデルタくらいかな、日本国内ではこのUS系デルタの色合いはどんぶり扱いになってしまっていて最近きちんとした固体を見ることは少ないがこのバイオレット色は遺伝的に完成している。
まぁ、欲をいえばもう少し黒味が少ない表現になればいいのだが構造的に限界かな〜。

続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・