■品種研究リポート 4


アイボリーグラスの不思議


Ivory grass・・・

最近やっと注目をいただいているアイボリーグラスの面白い?部分をリポートしました
アイボリー地のレッドクラスを再度作るためにレッドグラスの雄にアイボリーグラスの雌を交配させました
 
 
現在見ることの少ないグラスで揃ったレッドグラス
 
最近見ることの多いレッドグラス?
X
上記のレッドグラスをそれぞれアイボリーグラスの雌に交配してアイボリー・レッドグラスを狙いました
 
 
グラスで揃っているものからのF1固体です。
期待どうりすばらしい体格できれいなグラス模様の固体を得る事ができました
 
こちらのF1固体は何と大半はこの感じ
そろえると言う事の重要な部分を判りやすくしたような結果になりました!

このアイボリーグラスをはじめた頃にお付き合いの何人ものお客様から「アイボリーはグラスにしても柄がすぐに粗くなるぞ 」とご指摘をいただいておりました、そのころの段階では私の所のアイボリーグラスはやっと三世代を向かえたところではっきりとした解答をもっておりませんでした。
その後雌の多少の選別は必要としてもそれほどひどいグラス柄の崩れは見当たらグラス柄の崩れをもたらす原因を見つける事ができませんでした。
ここにきてまして、アイボリーグラスを作出する過程のアイボリー地のレッドグラスが体格・色合いなどむずかしい話なしにして非常に好感の持てるタイプでありまして再度と言う事になりこの交配のなかでこのアイボリーグラスのグラス柄の原点を見ることになりました。

画像でご覧いただけますように片方はまさにレッドテールですナ。
アイボリーレッドグラス ナンッツテ。
しかし体の柄・発色はまったく同じです、この大半がレッドテールになった胴胎のこのなかには柄のあるもものもわずかには出現しておりますがグラスというよりレオパードくずれでありグラスとは程遠いものであります。
アイボリーグラスなっとくいただけたでしょうか。
こうしてみますとやはり基本品種の重要性を思い知らされます、あなたのグラスは大丈夫ですか?


Canon EOS 10D・EF 50mm Compact-Micro Photo/S.kobayashi