■研究リポート 301.

ギャラクシーを求めて!レッドレース 2
■2023年2月の個体
■これもレッドレースですが。


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先日の「1」に続いての第二弾でレッドレースの話題であります。

先日ご紹介いたしましたレッドレースはレースとY型ダブルソードを交配させて赤の因子には色々とあり、ギャラクシーを表現させるには特別な赤の因子が必要であるというお話でありました。

今回の話題は・・・・・まず左の画像をご覧いただきまして・・・・。

A画像は前回の個体の尾びれです、そうしましてB画像が今回ご紹介のレッドレースの尾びれです。

一見双方共にレッドレースではありますが・・・画像の尾びれは赤の部分の柄がほとんど無く赤で潰れて無地のような雰囲気です。
対して画像の尾びれは赤の部分に強く柄が入ってきています、同じレッドレースではありますが随分と雰囲気が異なってきています。

これはこれはという感じですね。

ギャラクシーの表現に向かうにのには一歩進んだ感がありますね。
この違いはと言いますと・・・・・・・。


画像の交配によるレッドレースでは思うように腰の部分にハーフブラックのような表現が出ることもなくうまくレッドレールになりました。
次の段階ではハーフブラックのような表現が出ることなく尾びれをデルタに、そうして尾びれに柄を出すという訳ですが・・・・・・。
画像の個体では尾びれには柄が・・・・デルタにはまだ遠いようですが・・・・・・。

これはいったいというお話でありますが。

いままでもギャラクシーの表現を得るために色々な交配をして来てはいるのですが、この個体場合はメスにグラスファンテールで赤の因子はどうなるかとギャンブルで交配させた内の一つがこの画像のような個体が得られた訳です。
通常はこんな風にうまい話はないのですがうまくいきました。

このように似たようなレッドレースを得た訳ですが、目的に合わせて取り込む遺伝的な要因を注意深く揃えて行かないということがお解りいただけると思います。
今回は運良く一段進む事が出来ました、普通はこうは行きませんが、とにかくこの表現をまとめてから次の段階ですね、次は半優性ブルーに・・・・・ですね。
楽しみなところです!




                                                                              (2023年2月3日)


Canon EOS 50D・EF100mm  F2.8 マクロ   Photo/S.kobayashi