■研究リポート 295.

ギャラクシーを求めて!レッドレース
■2022年12月の個体
■きれいな赤とくっきりとしたレース模様。
■。

最近のお仕事の一旦です。
体型的にはまだまだではありますが、レッドレースを作ってみました、オス親は「タイガーレース」でメス親はY型ダブルソードのF1個体あります。

一応思いどうりの表現を得ることが出来ました、何を今更ではじめたのかと申しますと、この構造がギャラクシーにつながるという訳であります。

このごろのと申しますか、ここ一二年と申しますが、古いという表現でもないのですが・・・・10年前にはよくお出かけいただいていたとか20年前には・・・・というお客様にお出かけいただくことが多々ございまして、どうしてもまずは当時の話題からという事に合いなりますネ。
そんな中でも「ギャラクシー」が飼いたいなだという痛い所を突いてくるお客様がおられまして・・・・・。・
何分私のところでは、何十年そですよね10数年前に唐澤氏のキャラクシーが居たのですが、品種的は節目と私目の体調不良が重なり全く管理が出来ずに絶えています。
お客様がおっしゃるにはネット検索をしても出てくるギャラクシーの表現がどれもギャラクシーの見えないからから・・・・要は何とかしろという事な訳であります・・・・が。

ギャラクシーに付きましては、長くお付き合いいただいていろお客様との会話の中でも時々話題にはなるのですが・・・・要は話題止まりというところでありました。
今回は本気でやってみたいとうお客様のご希望で、ギャラクシーに関しましては全くおきらめていたという訳ではありませんで、いつかわ再度構築をと思い資材集めだけはしていましたので、まぁ思うようにグッピーの表現が動いてくれるのかはやってみないと解りませんが、お客様にだけやらせるという訳にもいかんので、それではご一緒のということになりまして、今ご覧いただいている表現が多分ですが、ギャラクシーの基本的な構造の個体になります。
表現の中枢であります。

当然補足が必要ですよね〜。
それでは、ギャラクシーという表現は派生過程から見ても赤いレースであることは間違いありませんね、この時点で重要なのはこのキャラクシーの持っている赤の因子出ある訳です、通常レース・コブラ系品種に今まで日本に存在する赤の因子を交配させると、この仔たちの表現当然オスの表現ですが腰の部分にハーフタクシードにような黒いバンドが表現されてきます、輸入のグッピーでレッドコブラなどが腰の部分に黒が出てくるのがそうであります。
今までの日本に存在する赤の因子はコブラ系と交配させるとすべてそうした表現になりギャラクシーとしての表現は成立しなくなってしまいます。
当時キャラクシーグラスとしての表現を良くするという名目でブルーグラスなどに交配させる向きがありましたが、これはキャラクシーの表現的には首絞めになってしまいます。

現在キャラクシーの名で紹介されている個体がギャラクシーに見えないのは多分ですがこの赤の因子の違いから来るものであります。
また困ったことに一旦こうした赤の因子と交配させた個体からこの赤の因子を抜くという作業は皆無に等しい訳です。

私のところでは、当時の唐澤氏のキャラクシーが持っていたこの赤の因子は一応保存状態にありますが、今のところこの赤の因子を使ったキャラクシーの再構Y型ダブルソード築は難航中でありますが、またそのうちにご紹介させて頂く予定です。

ここまでで、キャラクシーは赤の因子が独特な因子であるということがお解りいただけたと思います。

で、ご紹介している個体はというお話になります。
このレースに交配させた赤の因子が多分キャラクシーの持っていた赤の因子と同じか近いものではかということなのですが・・・・・・・。

このY型ダブルソードなる品種を飼育されている方も少ないのではと思うのですが、雑に言いますとオスがWソードを持っていてメスはニュートラルというものなのですが・・・・・もともとは随分と古いお話になってしまうのですが、ウィーンエメラルドから派生ではないですね分離できたものであります。
ウィーンエメラルド自体このY型ダブルソードを持っていますから・・・・・。
なんだかすこしもキャラクシーのはなしに近づかないゾとお思いでしょうがはなしはこれからです、このY型ダブルソードでありますが、ソードという表現の前にレッドテールの一要因を持っているという訳です、Y型ダブルソードというよりも別種の赤の因子という面の方が大きいようです。
モザイク系レッドテール・グラス系レッドテールに続く第三のレッドテールそんな面を持っているそれがY型ダブルソードであるということです。

ではなぜ今までのレッドテールとい違うと言えるのか?
先ほどウィーンエメラルドも持っているというおはなしをいたしました、ウィーンエメラルド自体レースも持っていますから・・・・・なのに腰に黒のバンドは出てきていないところからもしかしてということで、今回はその確認も兼ねてなのであります。

はなしは戻りますが、
今回の交配で大体思いどうりの表現が得られたという訳です。
私のところではタイガー系のレースを交配に使いましたが、お客様のところでは長年に渡り安定した繁殖をみせてくれている普通体色のレースのトップソードを交配に使っていただきました、F1個体でのレッドレース出現は数が多いようです、かたいところでしょうか?
なぜタイガー系なのかというお話はまた後日。

それにしてもきれいな赤がうまく表現されています、またこの個体のようにベタで赤が乗らないというのもキャラクシーグルーグラスの時の特徴であります。
キャラクシーブルーグラスの場合得られる仔の赤側がきれいに赤が表現れて来る青側はきれいにグラス柄が出ない場合が多々でしたね、この辺も赤を知る一つにはなりますね。

これは本当に第一歩で先は長いですね、随時ご紹介を!


Canon EOS 50D・EF100mm  F2.8 マクロ   Photo/S.kobayashi