■研究リポート 261.

ツタンカーメン 2世
■2021年5月の個体

このツタンカーメンという名称は昭和40年代、昭和っていつのはなしだと言われそうですが。
頃の書籍に登場し今でも通用する名称になっています、いうなればレースのダブルソードであります。
なぁんだ〜そんなの簡単じゃん、とおっしゃるかたもおられると思うのですが、これが叱り、初めて書籍に登場してきました 画像というのか写真ですね、見ますと尾びれはソードというよりもゆうところのハカマテールであります、コブラ系からの出現 であるようなのですでに尾を付ける要因を持っているものと考えられます。
そこで通常レースにダブルソードを交配すれば良いという事になるのですが、今まではレースの柄の要因はオス側、Y型とされて きました、しかしメスでダブルソード表現の要因を持つものは皆無で・・・・・つまりオスどうしを掛けなければという意味不明 なおはなしになってきます。

ここにまことしやかな話でX型レースが登場してきます、やっとY型ダブルソードのオスにX型レースを交配させると見事なレースダブルソード ツタンカーメンが出現してくる訳ですが・・・・・。
私も懲りずに二度ほどこうした交配を繰り返してツタンカーメンを揃えて固定?維持してみたいと欲?を書いてみたのですが・・・。
一応らしい個体は出現するのですが、揃ったと思い思うに任せて繁殖させると、あれまぁ気が付くとほとんどレースの個体は消えうせ ダブルソードに戻ってしまいます。
Xのレースが消えるとか落ちるとか、まことしやかな話は出るのですがどうも納得できずにおりました。

そもそもこうした遺伝的な要因が消えたり移動したりすることは基本的にはあり得ないのだそうで、そうお聞きした時にまったく ムネに落ちました。
そうでなければ固有種とかが自然の中でずっと生存しつずけてくことは不可能になってしまいますからね。
すべてがそうではないでしょうが、このツタンカーメンについては根本的な構想に誤りがありと踏んであきらめていたのですが ここに来てご紹介している個体が出現してきまして時間を置いてのご紹介になりました。

これからが本題ですかね、この個体は端的Y型ダブルソードから出現しています。
要はレースを全く交配した訳でもない個体たちからです。
ただし、このY型ダブルソードは一時長期に渡る繁殖が原因なのかは解りませんが、繁殖が著しく止まった時期がありまして、 品種的に煮詰まると出る現象なのですが、立て直しに一旦ウィーンエメラルドのメスと交配させた仔を加えて繁殖させて 立て直している個体たちですので、ウィーンエメラルド自体は基本的にダブルドードではなくレースグラスですからこの辺の 絡みと勝手な想像を膨れめております。

出てきた数は知れていて5尾程度でこれをY型ダブルソードのメスと交配させたものです。
基本的にY型ダブルソードのメスは要因としてはニュートラルらしいので、うまく行くはずでした。

現在現れている仔たちのオスの表現はこの画像でご覧いただいているツタンカーメンとY型ダブルソードに割れて出てきております。
ひと昔前はレース・コブラ表現は無敵で一度交配させるとF1から簡単に表現してきたものですが、最近では非常にデリケートな 印象があります。
という訳で2世と付けて以前のものと区別を図った次第です、しかし格好のよいスタイルですね、うまく続くとよいのですが。

Canon EOS 50D・EF100mm  F2.8 マクロ   Photo/S.kobayashi