■研究リポート 256.

赤いレッドグラス
■2020年12月の個体
 
   

ご覧いただいているレッドクラスでありますが、普通に飼育するだけでこうした雰囲気の体格に仕上がります。
そうしてこの赤味の強いボディーです、これは他の因子と交配させた訳ではなく、ただ代を進めて来た中からの表現であります、博学なお客様のおはなしでは、随分と以前にはこうした全体に赤の強いグラスの個体が見られたというお話でした。
縁ありまして私のところに来たグラス表現の個体がこの古き時代の表現因子を持っていたのでしょうね、それが煮詰めることによって顔を出してきた・・・・・・。
なんだかSF的なはなしになってきましたが・・・・・・・・・。

一番下の段の画像で、尾びれにアイボリーの影響が強く出た個体ですが、この色表現のがよく見てとれます。
これではグッピーの考古学?とでもいうのでしょうか・・・・・・・。

当初は大変に仔を取りづらくやっとのことで絶えない程度にというものでしたが、ここで3年を超えてきましてやっと満足に仔を得られるようになってきています。
全体的に色表現が強く大変に注目している個体で貴重な表現です。


Canon EOS 50D・EF100mm  F2.8 マクロ   Photo/S.kobayashi