■研究リポート 254.

レッドヘッドブルー

■2020年11月の個体

久しぶりに刺激的な個体が現れました。

なかなか斬新でありますね。
ザックリ言えば、エンドラーズとホリゾンブルーの交配種?でありますエンドラーズブルーからです。
構造的にエンドラーズを青くするというのは無理があると思っていたのですが、一時的な表現の溜めと考えていましたがエンドラーズとブルーの取り合わせは絶妙で人気もあり繁殖を続けてもう長くなっておりました。
時間とともに現れる表現はセオリーどうりで青が強くなったり赤が表に出てきたりエンドラーズとにた表現になったりねじれたり、今まで私たちが新品種として騒ぎ立ててきた表現が順を追って現れては消えていくというなんだか小宇宙を見ているような感じでありました。
それがこのところ、私的には揃うはずもないと決めつけていたエンドラーズブルーの表現が俄然出現度合いが増してきて揃うような動きを見せてきました。
「さすがにグッピーはな〜・・・・ついにこうした交雑表現を飲み込むのか」と少々驚いていた矢先です。

画像でご覧いただいている表現はいくらか以前顔を出したことはあったのですがその後はでした・・・・・・・がここに来て出現の数がかなり目立つくらいの数になってきまして。
こうした表現はドイツイエローなどが解りやすいですが、ボディーの真ん中で表現の構造が全く変わるといもので、今まではタキシードを筆頭にあまりカラーとしては・・・・・・という表現でした、これがアクアマリン・ラズリーそしてルブラなどきれいな色彩的な表現が可能になりつつあります。

このご紹介している個体はこうした表現の最たるもので、まさにバイカラーグッピーであります。
今までボディーに青・赤という表現はには馴染んできましたが、このように赤と青で真っ二つという表現にはツシェでありますね。
この辺の表現は、グールデン・タイガー・アルビノと黒を抑えるだけでも相当強烈なインパクトを与えてくれそうな・・・・・・。
構造的には、セオリーのうちではありますが今まで見られなかったのが眼前に出現されるとなかなかであります。
先が楽しみでありますね。


Canon EOS 50D・EF100mm  F2.8 マクロ   Photo/S.kobayashi