■研究リポート 245.

タイガー ターコイズグリーン

■2020年1月の個体
■新色?ターコイズグリーン?
■比較画像です、こちらがタイガーホリゾンブルーであります!

この個体表現も長くなってきました。

一見「ホントかよ」って色合いですが、本当に画像でご紹介しておりますようにブルーグリーンをしています、比較画像としてタイガーホリゾンブルーを並べて見ましたが、違いがお解りいただけると思います。

とりわけて緑という表現にこだわっている訳ではないのですが・・・・・・・もとはタイガーホリゾンブルーを自然繁殖させてかなり数のまとまってきている水槽から2尾だけ出現した個体で、このオスに同じ水槽内から メス個体でありながら腰の部分がブルーがかったものが出ておりこれらを交配させたものです。
このように青みがかるというのは、別に青の表現を持っているとうよりは個体全般に透明度がかなり高いことを示していす。

画像をご覧いただくとお解りいただけると思いますが、ホリゾンブルーのライトブルーとは異なりどう見てもみどりがかって見えます、独特の色合いです。
当初の予想したのは、このミドリがどこまで続くのか?とか元がホリゾンブルーですのである程度赤の入る個体は否めないとおもっておりました。

はじめて半年くらいはこれがまたまったく増えるという気配はなく  やはり変わり種は何かあるのだろうなと思っていました、がそれでもと飼育を続けて一年過ぎた頃からポツポツと稚魚の顔が見えはじめ現在は結構な数に繁殖しました。
その過程約2年位ですが、赤の表現がいくらか出た個体が通算で3尾出ただけで後の仔はすべてご紹介しているようなブルーグリーンになっています。
また面白い?のは、ホリゾンブルーはあまり体格が大きくなることはなく原種グッピーの乘りなのですが、このターコイズグリーンは何とも平均的にポテットした感じで割合と大型化します、これは何なんだ・・・・という雰囲気であります。
そうして、通常このように大きめの体格を表現する個体は仔を取りにくいことが多いのですがこの場合自然繁殖で淡々と増えていきます、面白い個体です。
表現が安定していた大きめになるうまいはなしばかりですが、この独特の色合いは大変に魅力的で有ることは間違いありませんが。
まぁ勝手な想像?妄想?ですが、これだけ安定しているというのは何らかの抑制という方向が見えてくるような・・・・でもまたグッピーの表現にお楽しみが増えたことは事実でありますね。


Canon EOS 50D・EF100mm  F2.8 マクロ   Photo/S.kobayashi