■研究リポート 206.


 久しぶりに刺激的青いグッピー 強いて言うのであれば

ホリゾンブルー ブルーグラス リボン ?

■2017年10月の個体


■この辺の個体表現は狙いに近いかも。

■この個体はボディーに幾分赤が見えますが尾びれのグラス模様は良いです。
■ボディー・テールともに思うようなブルーの発色に近い個体たち。
■胴胎からの赤側の個体です。
■まだ尾びれのグラス模様の発色がこれからの若い個体。

更新が遅れており申し訳ありません、体調不良にて思うにまかせずご迷惑をおかけしておりますが、おかげさまでゆっくりですが仕事を再開しております。

と、ここで久しぶり?に気分の良くなるような個体をお紹介しておきます。

ずっと唱えております全身ブルーのグッピーに一歩近付いたかなという表現の個体が得られました。

いかがでありましょうか?
ざっと構造を説明?解説?想像?ウソ?しておこうとおもいます。

このボディーの全身ブルー表現は私どもでいうホリゾンブルー表現です。
表皮以下三層部分の色表現をほとんど無くして最下部の紺黒の表現を使ってブルーに目せている訳です、尾びれのブルー表現は半優性ブルーによるもので胴胎には当然赤側が出現しています。
ボディーには色表現が少ないため赤側でもボディーはブルーになりますが、グラス絡みですので腰の部分の赤の染表現は完全にコントロール出来てはいません。
この辺はグラス絡みのホリゾンブルー表現同様現時点では完全ではありません。

尾びれのグラス模様は面白い構造で、今までこうしたブルーグラス構造に他の要因を交配させて成立させて狙う表現はどうしてもグラス表現が弱くなる傾向がありますが、ここでご紹介している個体たちは、そこそこにグラス表現に見えています


この個体たちのおびれの表現は、端的に言えばグラスによるグラス表現ではなく、リブルズモザイクファンテールによるグラス模様表現といえば当たっているかな。
こうした手法はギャラクシーブルーグラスの良い個体にも見られた手法で、こうした個体にグラスを交配してはいけません、グラス模様が消失してしまいます。
ギャラクシーブルーグラスの良いものが見れてなくなった理由はこんなところにあるのかもしれませんね、これは余談でした。

もう一つホリゾンブルー自体出は尾びれがありませんのでどうしても他品種と交配さ場合尾開きが悪くなる傾向にありますが、この辺はリボンを交配することで問題を解決しています。

まだあります、これらの個体ように半優性ブルー表現の個体を透明度を上げるような方向に引っ張ると元来半優性ブルーは黄色の色素胞で構成されているためにどうしても尾びれは黄色味ががってきます、この個体たちもそうした傾向が全く無いとは言いませんがうまく抑えられています、これは想像の域を出ていませんがファンテールかモザイクの影響で尾びれの下地に白が掛かってきている為と想像しています、尾びれ部分の透明度が落ち半優性ブルーの表現が出やすい環境下にあると見ています。
面白いところです、本当かどうか解りませんが。

まぁ なにはとこあれ久しぶりに刺激的な個体が出てきたことには違いないですね。


Canon EOS 50D・EF50mm F2.5コンパクトマクロ   Photo/S.kobayashi