■研究リポート 204.


 レース トップソード

■2017年8月の個体
■最近 レースからこんな個体表現がポロッポロッと現れてきます。

ご紹介しているレースは、当初Xレースでした。
一応Xレースであることを確認をした後 自然繁殖にまかせていました、正確な期間はデーターをして残しては無いのですが約2年弱くらいと思います、、割り合いと人気にあるツタンカーメンをというご希望を頂きまして早速このレースのメスに交配させました。
ところが得られてくる仔達には以前のように思うようなツタンカーメンの表現を得る事が出来ません、で・・・・なんとこの二年弱の間でXレースとYレースが混在する状況になっておりました。

現在のところほぼYレースになっています、良くうるさい?お客さまのおっしゃる転座という表現の変化ですね、私はグッピーの表現はある程度煮詰める?とある程度安定するものという感覚をもっておりましたが・・・・・・、大きなスタンスで一つのグッピーにおける表現を見てみると、当然レースも一つの表現でありますが、一固有の表現として分離されてスタートし そうして全盛期を迎えやがて減退期を迎えるという流れがどうも存在するようで、正に起承転結とったところでしょうか。

私のところで一例を上げるとすれば現在ルブラなどはある意味で全盛期を迎えています、揃えて内情を探るのにあれだけの時間と労力を必要とした表現が現在では意外と簡単に扱うことが出来るようになっています。
まぁ初期よりは構造的に解明が進んだという一面を考慮してもルブラ表現自体が何か一つずつ表現を許す為に妥協でもしているかのように感じるくらいです。

レースについて言えば昭和40年代に日本に登場し当時の画像からはレッドテールを噛んで入ってきた感じですね、当初どうもX型で終始しキングコブラとレースに分離され現在ではコブラと言われる表現、レースと言われる表現のほとんどがY型で落ち着いているようです。
Y型になると共に扱い安くなり表現的には全盛期になりました、多くのコブラがらみの品種が出現したのも言わずと知れたはなしです。
しかしここにきて余り良い?コブラ・レースを見ることが少なくなってきています、輸入のコブラに至っては上半身のコブラ模様の消えれいる個体も見られるようになつてきています。
これはいったい・・・・・・。

私はここ数年でこのコブラ・レース表現が減退期に入ってきたのではと推察しています、今までコブラ系品種を繁殖させてコブラ・レースの柄が無い個体が生まれてくることは無いことは無いにしてもそお多いものではありませんでした、この頃は簡単にという表現が出来る程に出現を見ます。
まぁ面白い言い方をするならば だからレオバードが得られてともいえるのですが・・・・・。
単に私の見解でありますが。

ここでご紹介している個体もそんな一旦のものと思われます、別段どこが悪いということではないのですが、このようにY型レースと思われるベアからレース表現の無い個体が出現する。
ではレース表現はどこにいったのか・・・先ほどのおはなしのようにすぐに転座と言いたくなるのですが実のところ最近よくお話をさせていただいている神経細胞の回転のお話になるようでこれでもレース表現は沈んでいるだけで持っていることがあるようです。
基本構造的には同じ個体というわけですが、今までこうした個体はそお多くなかったわけですからレースはまた次の段階に入ってきているのかもしれませんね・・・・・・・・ちっと面白いおはなしでした。


Canon EOS 50D・EF50mm F2.5コンパクトマクロ   Photo/S.kobayashi