■研究リポート 189


レッド ウィーンエメラルドの秘密!

■2017年1月の固体・レッドウィーンで揃いはじまた個体の仔たちです。
■まだ若い個体ですが一応数がまとまって出現してくるようになりました。

出現してきたレッド ウィーン表現にレッド ウィーンの出現したウィーンエメラルドの胴胎のメスを交配させてこの魅力的なレッドウィーンを固定狙ったものです。
幾つものメスと交配させて仔の表現を見ましたが、出現してくる仔はほとんどがウィーンエメラルドでなかなかレッド ウィーンと言える個体は現れて来ませんでした。
何尾目のメスかカウントしてありませんが、今ご紹介している画像の個体を産んだメスのみほとんどこうしたレッドウィーンの表現の個体が得られました、これをどう捉えるのか・・・・・・という部分ですが・・・・・・・・・。
次の代の仔がとれていますので表現待ちというところでしょうか?

なんでそんなにこの レッド ウィーンが注目に価するのか?なぜいままでこのような赤いウィーンエメラルド存在しなかったのか?
端的にウィーンに赤を交配させてもウィーンは赤にはなりません、赤になるとウィーンではなくなります。
この辺はウィーンとはなんぞやをご参照いただけましたら納得いただけるとおもいますが、要は腰の部分がグリーンで表現されているのに赤が表現されているところが重要なポイントです。
簡単にいえば「ありえない」というもの。



■出現してきたレッドウィーンにウィーンエメラルドを交配させたまつえの個体たちです、まだ表現が分離して出て来る個体もいます、基本的に、このように4つに分離してくる表現から構造が垣間見えます。

■基本ウィーンエメラルドの表現、これはバイカラーです。
■レッド ウィーンの表現、これもバイカラーです。
■ボディー全体に赤色の表現、これはフルカラーです。
■尾びれはソードで赤色の表現ですがボディーは淡いブルーの表現、これはフルカラーです。

ここでご紹介している個体の基本的な遺伝的構造というか表現構造は同じものです。
「えぇ〜」っていう感じですね、表現方法におけるバイカラー・フルカラーについてわかりやすい表現の個体が揃いましたのでご紹介したいと思います。

ドイツイエローを想像してみてください、正にバイカラー?ですよね、白黒だからカラーではないっか、余談。
画像をご覧いただいて上段の個体はバイカラー、下段はフルカラー、レッド ウィーンは正にバイカラーですね。
このフルカラー表現というのはボディー前半・後半の表現が一律になるものを言います、他の品種でいうとレースなどはこのフルカラーにあたります。
流れでいうとこの後この集まりの中にプラチナが出現してきます、たとえばプラチナレッドテールとかプラチナアクアマリンというパターンですね。
この交配からは最終的にプラチナウィーンを狙っています、冷静に考えて見ますとプラチナウィーンて何故かいませんよね。
またそのうちにご紹介を!


Canon EOS 50D・EF50mm F2.5コンパクトマクロ  Photo/S.kobayashi 2017/01/01