現在もこの水槽のウィーンのみ、レッドウィーンと呼んでいる表現ですが、ポロっポロっと出現し続けていますが。
このご紹介している固体は、研究リポート151.でご紹介いたものの現在の姿です、通常のウィーンの表現に比べますと尾びれ、ソードの幅が広く他の遺伝的要因の介入をうかがわせますが、ボディーのはっきりとした単眼模様といい腰のきれいなグリーンの表現といいまさにウィーンそものもであります。
若い固体の画像は胴胎のメスから得た仔たちです、表現はこの二つの表現になりました。
なぜこの様に赤い表現が割れて出現するのか?これは課題ですね、しかし赤の表現が出ない方がプラチナになりかつメスに赤い尾びれでも出てくれると一気に問題は解決できるんですが・・・・・・・・・。
そんなにあまくないか・・・・・・・・。
まぁ元来ウィーンエメラルドは赤を持っているようで、ただいわゆるレッドグラスやレッドテールとの赤とは異なった赤といわれていますが、これがこのソードを作るためのコブラがらみで赤が抑制されていて表現としては出てきていない訳ですね。
この固体で、尾形が幅広のソードになってきていること、きれいに赤を表現しはじめていること、しかししっかりとウィーンしていること、この辺が注視点でありましょうね・・・・・・。
現在ウィーンエメラルドを継続して繁殖させている水槽は5本あるのですが、この水槽のみ現在非常に楽しませてくれています、他の水槽は相変わらず版で押したようにほぼ同じ表現のものが生まれ続けています。
この水槽のウィーンにしても長いお付き合いですが、今までこんなことはなかったのですが、ここ数年この水槽はラウンジに置いていたため冬季は水温がかなり下がったり上下したりしていましたから、この辺が引き金になっているのかも知れませんね、まったく想像の域の出ませんが・・・・・。
何か他品種を混ぜたわけではないのですから、グッピーの神秘的な部分ですね、よい品種になりそうです。
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