■研究リポート 157.


レオパード  その後のご報告

■2015年3月の個体
■昨年9月にご紹介いたしました固体の現在です。
■尾びれはそろそろ痛みがきていますが健在です。
■これは子供たちです。
■ほぼ生き写しですね。

昨年9月から約半年になりますか、やっとここで販売する段階までこぎつけました。
販売に当たりもう少し情報をというご希望をいただきまして、いわゆる事後報告であります。

まず、このご紹介している固体のこの表現こそ「レオパード」というものであるそうです、お恥ずかしいはなし私自身幾度かこのレオパードというものを手に入れようと努力はしてのですが、まず今までの処々の書籍に置きましてレオパートたるものこうあるべきものという明確なものにめぐり合うことが出来ず、また問屋さんなどから幾度となく仕入れては見たものの
「なんとも・・・・・・・・・」
というものばかりで、悪い言い方をすればレッドクラスのクズばり・・・・無理して言えば赤くないくらいで柄というよりあれはシミといったほうが・・・・・・というようなものばかりで・・・・・・・・・・・・・・・・・。

ここでご紹介できましたものは正に「レオパード」といえる表現であります。
黄色地の尾びれに荒めの柄、基本構造はグラスではなくモザイクですから腰の部分に黒が入るこの辺がポイントになるようです。
確かにレオパードが出現した胴胎のメスたちは基本墨メスと言われる淡い墨黒の尾びれをしていますが、このレオパードと交配させて出現した固体のメスたちは初期型のモザイクに良く似た表現になっておりグラスコブラのメスの面影はありません。
この辺が転座の妙なのでしょうか?確かに変わったことは事実です、さすがにこの辺は作ってできる仕事ではないですね。
オスの表現にしてもまず尾びれに柄が出る前に腰の部分に尾びれの付け根に沿い黒い縁取りがまず現れそれから尾びれの表現がはじまります、いわゆる半タキといわれる感じですね、この辺は非常になっとく出来ました。

で作戦としては、何とか代を残したく色々なメスと交配させてきましたが、意外とすんなりと代を受け継ぐとこができました。
このご紹介している固体は、レオパードが出現したグラスコブラのメスの二番仔のメスと交配させたものです、基本的に交配相手のグラスコブラはY型コブラなのでいけるとはおもいましたがさすがに少々心配ではありましたが、無理なく表現してくれました。
得られてきた個体は大体同じ感じなのでとりあえずはOKというところでしょうか。

現在にところの情報はこんなところです、しかしブルーグラスともアイボリーグラスとも違いまたいい味の品種ですね、近年お気に入りの一品であります、また情報は随時。


Canon EOS 50D・EF50mm F2.5コンパクトマクロ Photo/S.kobayashi