■雑学講座 5.

ウォータースプライト考察 5.

Water sprite consideration 5.

■低水温での生育のはなし。


 
以前からウィータースプライトなりアメリカンスプライト(ここではベトナムタイプを指す以後アメリカンスプライトと記す)かなりの低光量で育成出来ることはおはなししてきました。

上記ご覧いただいている画像は私のところのウィーンルブラを飼育している水槽で1800X450X360とうサイズにLED電球5.6Wを三灯でこの用に繁殖していきます。
過密になり過ぎで少しは手を入れなくてはいけないのですが・・・・・・この水槽の育成状態をよく観察して見まして、最近面白いことに気づきました。

それはでありますね、この用に水槽に根を下ろしているモンステラ・ヤマサキカズラ、そうしまして過密にまで繁茂するアメリカンスプライトそれに対しまし一緒に植え込んだはずのてウィータースプライトが見当たらない・・・・・・なんで。
この部屋は夜間加温しませんが隣が温室のため最低水温は10℃前後になります、この部屋には他に水草の入った水槽が五本ほどありますが、気が付いて見ればほぼ全部の水槽がアメリカンスプライトになっておりウィータースプライトが見当たらない。

これも面白い発見であります。
まぁ元来は熱帯性の水性シダでありますからわざわざ低温にすることはないのではありますが。
結論的に言えばウィータースプライト生育に最低そこそこの水温を必要とし、 アメリカンスプライトはかなりの低温下でも問題なく生育することが出来る・・・・とまぁこうなる訳。

左の画像は同じ部屋のエンドラーズの水槽900X300X360でLED5.6W一灯という光量加温なしですが、繁茂しているのはアメリカンスプライトのみ気がつきませんでした。
一緒に見える水草はバコパカロニアーナです、この水草も低温低講量平気みたい。
きれいな青ムラサキの花が咲く水草です、古いお付き合いのものです。
はなしを戻しまして、そういい言えばとうことがいくつかあげられます。
わたしのところはダイレクトに水道水を使うことはなく飼育水として2000X500X500の水槽を二本つなぎ水作りをしたも水を飼育には使用しているのですが、たしかに使用頻度が上がると足し水は加温なしの水道水ですので水温は低めになります、確かにウォータースプライトの育ちは悪くなります。

ここでもうひとつ、この飼育水にタンクのように水槽のよごれたとえば餌を与えることによるというような意味合いですが、に対して水換えが勝っているような場合、簡単に言えば激しく水換えをしているような場合もウォータースプライトの育ちは悪くなります。
結構チッソ分をほしがるタイプであることが伺えます。
ほっときゃ育つ、この辺にも要因があるのでありますが、最近は昔に比べますと水換え頻度がかなりあがった管理をされている場合が多いようでウォータースプライト育たんという方はご自分管理方法をおもいおこされていても良いのかもでありますね。
 
左がウォータースプライトの育ちは悪くなります。、右がアメリカンスプライトの浮葉です。
これはまだ水上葉とはいえませんが、こうして画像からこの二つの水性シダの形状の違いがよくお分かりいただけるとおもうのですが。
この形状の違いが生育できる光量と関係があるのかもしれません。

左の画像は900X600X600という水深のある水槽LED5.6W一灯とう条件でアメリカンスプライトは十分に育ちます。
ここまで光が弱いとさすがにウォータースプライトは子株を作り水面にいきたがりますがアメリカンスプライトはまったくそうしたそぶりは見せません。

これはまぁ簡単に言えばアメリカンスプライトのほうがより低光量に耐えるとうことなのですが、ここで先ほどの形状のおはなしがでてきます。
アメリカンスプライトは細かい葉形でわかりやすく言えば光を受ける面積が少ない。
対してウォータースプライトは幅の広い面積こ大きい葉をしています、雑に言えばアメリカンスプライトの方が葉の性能がいい。
こんなムリジイが出来るのでは。

非常によく似た水性シダでありながらこうした違いがみてとれるという訳です。
事実この左の画像に用に水上葉を上げたウォータースプライトの葉は十分な光量によって葉を広げる必要がなくなり細かい葉形に変形します。
そうして水中に沈めるとまた幅の広い水中葉を作る、こんな想像ができるわけです。
 


Canon EOS 20D・EF 50mm Compact-Micro Photo/S.kobayashi