ここでご紹介する画像は2010年頃なからそろった表現の固体から自然繁殖をはじめました。
当初は安定した表現が得られており取り分けて気に止めることもなく順調な繁殖を続けていました、「うっ」と気づきましたのは今年に入ってからでした。
今年はとにかく色々とございまして・・・少し時間が取れましたので画像として整理してみました。
2011年頃の画像を見ますと非常に好感の持てるものでした、ここでご紹介したします2014年の画像をご覧ください、当初のローズマダーの表現をもったものも出てはおりますが大別して見ますとさっとこんな固体に分けて出現してきていました。
ラグナ・エンドラーズまがいから果てはレースまで出現してきています。
こうしたことはどうして起こるのでありましょうか?
当初からラグナ自体が完全な安定した品種ではない部分に不安は抱えていましたがただそれだけではありません。
このように交配により新しい表現を求めます、そうしてひとつの品種がある程度完成を見ます。
そしてそれから品種を維持するという仕事がはじまります、そして代を重ねると色々と面白いことが起こってきます。
ある程度安定したように見える品種でももう長い品種は別として新しく得られた品種の場合ゆれる時期が周期的に訪れます。
これはギャラクシーブルーグラスとお付き合いをして解ったことなのですが、約三年置きにこのゆれる時期がおとずれてその時期を乗り越えるだびに品種的な安定度が増して次の三年目のゆれる時期のゆれがおとなしくなっていきます、まぁ非常に長いスタンスの話ではありますが。
そしてこのゆれる時期に新しいファクターが現れることが多いのも事実です、ギャラクシーブルーグラスの場合は最初の三年目でサンタマリアギャラクシーブルーグラスが唐突に出現してきまして六年目ではギャラクシーアイボリーグラスのような固体が出現しています。
大変に興味深い流れと思っています、私のところで固めたルブラでもやはり似たような流れでフルルブラが出現してきています。
こうした波に乗り切れなかったのかローズマダーの現状でありますが、遅れてRREA種にしたレッドマーブルは今のところ大変に安定したものになっています。
原理的には波がこれからなのかRREA種であるため選抜繁殖ですのでその辺の違いなのかもと想像されますが。
まずこの辺が崩壊を誘発するひとつの要因とは考えられます。
この分離してきた固体の表現を見ますと色々なことがうかがえます。
こうした固体をみておりますとラグナの基本構造に思いを巡らせてしまいますが、このレースはいったいどこから来たものなのでしょうか?
私たちの仮説であります、ラグナ=エンドラーズレースという部分を考えればさして不思議はないのですが、ルブラの発祥もウィーンがらみでありますので話としては捨てきれない訳です。
簡単に言ってしまえば別に不思議はないということになってしまいますね。
話は少しそれますが、レースの2固体のうちオレンジ色を表現しながらレースを強く出している個体がおりますよね、この固体には興味が湧きますね。
レースは赤の抑制因子ですよね、それにオレンジこの辺は・・・・・・・という感じ。
それにいたしましても見事に?分かれてきたものです、こうした流れを見ていますとまるで「ドレッシング」を思い出してしまいます。
水に油を入れて強く振れば混ざりあう、しかし静置すれば分離する・・・・・・・。
エンドラーズがらみのこうした交配種は今までのグッピー間同士での交配種とは幾分異なる部分があるのかも知れませんね。
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