■研究リポート 151.


ウィーンエメラルドのルーツを覗く!

■ウィーンエメラルドを自然繁殖をしているひとつの水槽から
■2014年11月の個体
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ご覧いただいております8枚の画像はすでに30年近くお付き合いをしていますウィーンエメラルドを自然繁殖させている五本ほどある水槽のうちの一本からの固体です。
他の水槽は依然とブレルことなく安定した表現を見せてくれています。
ラウンジの水槽のウィーンエメラルドの表現に今年初めて変化が見られました、今まで長期にわたって自然繁殖をつ続けても繁殖の勢いにムラが出ることがあってもこうした表現がブレるということはありませんでした、こうした現象ははじめてであります。
以前そうですね15年くらい前になりますかプラチナピンテールでもこうしたことがありました、いきなり生まれてくる仔がほとんどピンが出なくなり・・・・という感じでした、この時は長期にわたりPH値の低い水質で飼育したことが原因である事が後になって解ったのですが、グッピーの表現はかなり水質に影響を受けるというこですね。

画像2.はまさにレッドウィーンエメラルドですね、画像3.に至っては単眼の模様も消えています。
画像4.は以前シメ・・・・といわれた固体によく似ていますね、画像5.はこれも以前のラスティーオレンジによく似ています。

大半の生まれてくる固体は画像6.のような表現がほとんどで当然ウィーンエメラルドであります、しかし、こうして出現してくる表現は間違いなく多かれ少なかれくウィーンを構成するのに関わってきたことは事実ですよね、まさにルーツを見ているとってもいいと思いますが・・・・・。

画像2.・画像3.あたりは表現的に揃えてもいいような魅力的なものですね、この辺は作れるという表現ではなさそうですし・・・・・・かも。

この出現してきた表現の中で私がもっとも注目いたしましたのが画像1.であります。
グッピーと長々お付き合いしておりますと、どうしても解くに解けない疑問に突き当たります、これもその内のひとつでした
「なぜウィーンエメラルドにプラチナを表現する固体がいないのか?」
約30年近くお付き合いしていながら私ははじめてみた固体です、なぜこのようにプラチナ表現が今まで得られなかった固体にいきなり、何もしないのに?プラチナが表現されてくるのか・・・・・・・・。
まぁこれでまたひとつ胸のつかえが取れた気分でありますが。

この辺のはなしは、ただ単に私の仮説に過ぎないのでありますが、このプラチナ表現の出現のしかたがギャラクシーブルーグラスの出現と同じと想像しています。
これだからグッピーはやめられないとうところでしょうか。


Canon EOS 50D・EF50mm F2.5コンパクトマクロ Photo/S.kobayashi