■研究リポート 145.


ブルーにするということとブルーに見えるとうこと

ホリゾンブルーをリボンタイプに展開する
■2014年10月の交配結果
■グラス系リボンのメスに交配する(交配1)
 
■グラス系リボンに交配した、これがF1固体です。
×
   
  ■交配1. ホリゾンブルーにグラス系リボンを交配してみる。

■交配2. ホリゾンブルーにグラスボトムリボンのメスを交配してみる。
■ホリソンブルーのオスを交配させる。
   
× 
   
■グラスボトムリボンのメスを交配する(交配2)
 
■グラスボトムリボンに交配した、これがF1固体です。

ホリゾンブルーをリボンに展開する過程をご紹介しています。
ここでご紹介している2つの交配でなにが見えてくるのか?
同じオス親を交配に使い交配させたメス親の違いから得られた仔の表現がかなり異なっています、面白いところです。

これをどう考えられますか?
確かに得られた両仔たちはセオリーどうり?リボンタイプとして表現されてきました、ここまでは「うんうん」 であります。
が、ボディーの表現はご覧のとおり違いを見せています。

この場合メス側の構造の違いがこの表現の違いになっていると考えるのが妥当よね。
これがたびたび話題に上げるグラスをどう考えるのかという部分であります、一見交配に使った両メス親ともグラス系の固体です、どこに違いがあるのか・・・・・・。
外見的なメス親の違いは単純に尾びれがあるのかどうかという部分です、この辺を簡単にですがおはなしいたさねば先に進めないということですが。

まず、ご理解いただきたいのはグラスとはなにか?ということです。
本質をおはなししますとグラスとは三角の尾びれを付けて細かいドット柄を出すという要因ではないということです、これは私の妄想でありますが、グラスとこの遺伝的な要因を名づけた方はグラス要するに透明度が上がるという部分に着目したものと思われます。
グラス要するにガラスのような透明に近づくと表現したかった訳ですね。
ですから交配1でのメス親のように尾びれが三角になるということは別のなにかがグラスに働いていると考えてよい訳です。
そうなんです、グラスの遺伝的要因の原型はこのグラスボトムと考えられます。

この辺がこの交配結果の違いとして表現されている訳ですね。
ブルーにするということとブルーに見えるとうこと、微妙な要因の重なりですね。


Canon EOS 50D・EF50mm F2.5コンパクトマクロ Photo/S.kobayashi