■研究リポート 139.


ルブラとホリゾンブルーの谷間で・・・・・・・。

■2014年5月の個体
■えぇ〜やっぱりといいましょうか出てきました。
■表現がはじまったくらいの若い個体です。

品種名といたしましてはなんといえばよろしいのか・・・・な・・・・・。
フルルブラホリゾンブルーとでもいっておこうか・・・・・な・・・・。

なぜゆえに やっぱりなのか?
まず ご覧いただいておりますこの個体は、ボディー前半が赤味が出て、後半はブルーです、いわゆるラズリールブラの表現の逆表現になっています。

上の画像で若い個体をご覧ください、ルブラ表現とホリゾンブルー表現が混在しています、雑な言い方をいたしますとこれが基本です。
ベースとしてはこのように双方の表現が一面にある訳ですこれが成長と共にどちらの表現が上になるのかによって最終的な表現が決まる訳です。

ではなぜにここでご紹介いたしました 「フルルブラホリゾンブルー」が想定の範囲であるといえるのか?
うまい画像が揃いましたので、参考までにザット。

■二つの表現が対立する関係

■半対立関係の2品種


■全対立関係の2品種


一般的にグッピーのボディー表現はボディー前半と後半で異なっています、タキシードなどはその最たる表現ですね。
ボディー前半と後半で同じ表現をしているものとしてはコブラくらいですよね。

ここでご紹介している4品種は基本的な表現の要因はみなおなじです。
2つの表現を合わせるこのよに四つの表現が得られる可能性があり、今回は一応すべての表現をえることが出来ました。

半対立関係の場合は一般的なグッピーのようにボディー前半と後半で異なって表現されています、全対立関係の場合はまるで表裏の関係のようです。
同じ構造を持ちながら何故こうした表現に変化がでるのか、いや何が引き金になっているのかとったほうがいいのか。
グッピーはまだまだ判らないことが多いものだ。

Canon EOS 20D・EF50mm F2.5コンパクトマクロ Photo/S.kobayashi