■研究リポート 134.


モザイクタキシードって・・・・・・。

■2014年3月の個体

■えぇ〜とですネ、この個体モジクタキシードです?・・・・・・・・・・・・・。

このような表現の個体をモザイクタキシードと言いますよね。

古くから先人たちも、私も含めて多くのグッピー愛好家がよい個体を求めて交配飼育に時間を費やしてきました。
最近では色々な魅力的に遺伝的要因が存在しますが、昭和40年代にあたってはこうしたタキシード系品種はある意味で羨望的な品種であったことは間違いありません。
ご多分にもれず私もこの品種は好感を寄せており趣味人の時代から、また業界人になってからも何度となく散財を重ねて見たもののいったんは、らしい個体を得ることが出来るのですがどうしても代が続かない・・・・・・・・。
いいところ三世代くらい?柄が流れてしまうかまたは次の代の仔が残せない。

こうした品種もあるのだな〜とずいぶんの間あきらめておりました。

このごろ少々うるさいはなしが活発化してきまして今まであきらめ・左折・不可能とおもわれていた表現の原キョウが少しづつですが見えてくるものが多々ありまして、ここでお話しているタキシードモザイク、いわゆるモザタキも一つの仮説を立てるにいたりました。

今ご紹介している画像は現在私のところで飼育している個体なのですが、ご覧いただきますとそこそこモザタキのオスであります。
「なにがあるの?」
とおっしょうのはごもっともなところであります。

実は、このごろまたモザタキに気が入りまして無為な交配を続けておったのですが、フト至極当たり前なことに気づきました。
どう転んでも進歩の無いという事は基本的に今まで考えていたモザタキの図面がまちがっているんじゃないの?
こう考えることが是か非かはまぁ置くとして、そう考えればいままで成立出来ないモザタキは・・・・・「うぅ〜あたりまえ?」ということになる・・・・わけで。

そこで頭に浮かんだのが、現在私の頭中でジレンマ気味になっておりますY型タキシードとX型タキシードの基本的表現の違いであります。
この辺の合わせ技でうまいせ成立を見せているドイツ、逆手にとって成立出来たのがドットパール、この辺のスパイラルに落ち込んで現在あがいているのがタキシードルブラ、つまりこのあたりの延長上で成立できるのではなかろうかという発想であります。

前置きが長くなりましたが、このご紹介している個体はドットパールのオスにグラスグラス系レッドグラスを交配させたものであります。
当然この交配からですとメスは非タキシードになり表現としてはドットパール同様になります。
しかし、得られてきた仔たちは一応図面どうり?オスは十分にモザタキしています、原理的にはドットパールですから代は問題無く続くと思われますし常での揃いが少なくなった分維持は楽になるとおもうのですが、皆さまいかがでしょうか?

メス側をタキシード表現にという難問に関しましては、現在ドットパールからポロッポロッと出現するメスらしき?タキシード個体からついにある程度の数仔がとれていますので、うまく育ってくれましたらなにがしらの数字が望めると切に希望してはいるのですが・・・・・・・まぁあまり極端に遺伝的な構造が変化した個体は割合と育ちずらいというのも現実ですが・・・・・・・・・・・・。

話題?でした、またご報告を。


Canon EOS 20D・EF50mm F2.5コンパクトマクロ Photo/S.kobayashi