■研究リポート 113.


 グリーングッピーへのアプローチ

■原種型エンドラーズとアイボリーボトムを二回戻して交配させグリーングッピーを分離する。

原種型エンドラーズ
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 アイボリーボトム
 
■原種型エンドラーズのオスにアイボリーボトムのメスを交配させます。

1固体です
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アイボリーボトム
 
■原種型エンドラーズのオスにアイボリーボトムのメスを交配させたF1個体に再度アイボリーボトムのメスを交配させます。
 
体型的には完全にエンドラーズなのですが何か問題を抱えていそうな雰囲気・・・・・。
 
■はなしのようにオス約側半分にアイボリーエンドラーズ?が得られました、まだ若い個体で発色がはじまったところです。

エンドラーズハイブリッドの一例です。

アイボリーを使って原種型エンドラーズのオレンジ色を抑え込み下地のグリーン表現のみにしてグリーンのグッピーを作出してみようという狙いです。

ただエンドラーズを繁殖させオレンジ色の弱いものを抜くという方法も考えられますが原種型の場合表現が安定しているのでこの方法は使えません。

スタートの個体がグッピーとのハイブリッドの場合は可能性はありますが交配した相手側が鮮明でないとただ時間を使いその割にきちんと揃えるのは難しくなります。

そこで、この交配の場合オス側に原種型エンドラーズ、メス側にアイボリーボトムを使う事にしました。

F1を撮りそのF1個体に再度アイボリーボトムのメスを交配させます、こうした交配をすることで二度目の交配で原理的には得られた仔は半分はアイボリーで揃って仔を得ることができます。

この際揃ってはいるはずのメス側ですが、アイボリーが揃っている個体とそうでない個体が外見では区別が出来ないのでアイボリーに完全に揃えるには再度アイボリーで揃っているメスに交配させる必要はありますが。
とりあえず若い個体ですが、オス側は外見でアイボリーで揃ったことがわかります。

ここまでの仕事はまぁはなしのとおり進んだのですが、ここまできて・・・・・・・・・・・。
今の段階の表現ですとすでにエンドラーズ独特のヘテロルファ模様がない・・・・確かに体型はエンドラーズ・・・・もう少し様子見か
な・・・・・・・・・・・。


Canon EOS 20D・EF50mm F2.5コンパクトマクロ Photo/S.kobayashi