■品種研究リポート 93.


 レッドテールに尾を付ける!

今、ひとりごとでダラダラとグッピーの散文をご紹介している中でレッドテールにのお話をしておりますのでレッドテールに尾びれを付ける例題をここで・・・・・・・・・・・・・・・・。

当然実際の交配結果であります、
やらせではありません、こうしたところは本当にグッピーの面白さ?ふしぎさ?ですね。

      

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このヨーロッパ系フルレッドのしょぼい尾びれ、ただ交配を重ねても二度と尾びれは改善しない品種です、これを綺麗なデルタテールにします、オス親に画像の個体を使いました。
 
メス親にグラスグラス系のアイボリーグラスを交配します。
      



  
      

 グラスグラス系アイボリーグラスのオス側の表現です、このメスを交配した訳です。 
■上記の交配から得られた2012年6月のF1個体です。
 
得られたF1個体でフルレッドの表現が強いもの。
 
得られたF1個体でフルレッドの表現が弱いもの。

仔たちはご覧いただいておりますように尾びれはだいたいデルタテールに仕上がりました、もとのオス親と比べますと嘘っぽいほど変わるものですね。

今回の話題の中からはそれますがフルレッドのボディー表現が弱い表現の個体と強い表現の個体と割れて出現しましたので合わせてご紹介させていただきましたが、双方とも尾びれは綺麗に付いてきました。
尾びれに幾分と細かい黒い点模様があぁグラスだなと納得させられます。

今回のように交配によってレッドテールの尾びれを整える場合、 重要なポイントは、レッドテールに交配させる相手方が必ずグラスで揃っていることです。
グラスモザイクでもグラスファンテールでもいけませんグラスグラスです。
そうでないとかえってやぶへびになってしまいますのであしからず。


Canon EOS 10D・EF 50mm Compact-Micro Photo/S.kobayashi