■品種研究リポート 82.


 ホリゾンブルーにデルタの尾びれを付けたいっ・・・・・・・・!

■2011年8月の若い個体です。
 
 
目標としてはボディーと同じホリゾンブルー色の無地のデルタを狙っていますが、まずはグラスモザイク調のデルタテールに・・・・・・。

ご覧いただいています個体は以前ご紹介しましたホリゾンブルーに尾びれを付けようと狙っているものです。
さぁ、ホリゾンブルーのソードをデルタに展開すると考えた時・・・・・・・・・・・うぅ〜ん策が浮かばない・・・・・・・。

うまい案も浮かばないので、そこでとりあえずホリゾンブルー色を濁らせないように配慮して透明度は比較的高い品種という事でアイボリーグラスをダイレクトに交配させてみました。
得られたF1個体は想像していたよりはらしい雰囲気になりました、ボディーはホリゾンブルー色らしい色合いでまぁまぁですが尾びれに黄色が刺してきています、まだ若い個体ですのでもう少し時間飼育してみないとなんともですが・・・・・・。
どうも問題は尾びれをライトブルー見せているものを何にするのかの判断ように思われますね、下の画像をちょっとご覧ください。

やはり全身ライトブルーのデルタ表現を狙って交配を重ねた個体たちです、このように全身ライトブルーのデルタというのはアクアマリンとかラズリーとかプラチナとかソリッドといった今までの色彩表現では限界があり実際問題現実味が無いことが当時の交配から十分に思い知らされてきました。

今回こうして得られたF1個体と当時の個体を比較してみると少しは狙い目に近づいてきた感はありますね、ラズリーアクアマリンモザイクと比べますと明らかに個体全体の透明度は上がっていますし、また背びれも付きはじめ柄も入っています、これは尾びれの安定感を予感させます。
またプラチナアクアマリンと比べと見ますとF1個体は明らかに光る白っぽい色表現ではなくライトブルー表現になってきています、尾びれの黄色みも比較にならないくらい無くなっています。

次はどう手を打ちますか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

  
ラズリーアクアマリンモザイク、2005年7月の個体です。
プラチナアクアマリン 2008年2月の個体です。

Canon EOS 10D・EF 50mm Compact-Micro Photo/S.kobayashi