■品種研究リポート 79.

 100%ブルーグラス表現の仔を産む、ネオブルーグラス登場です。

■2011年7月の個体
ネオブルーグラスの成魚です、どう見ても美しいブルーグラスですよね。

単体で個体を御覧いただきましても分かりづらいので、従来のブルーグラスまたアイボリーグラスと比較していただきながら見ていただこうと思います。
上の画像は従来のブルーグラスとの比較です、上側の個体が従来のグラスモザイク系のブルーグラスです。
下側の個体が今回話題のネオブルーグラスです、尾びれの柄の細かさの違うくらいでこの下側の個体がブルーグラスではないと説明いたしましても全く外見の表現からでは解りませんね。

この画像は、アイボリーグラス・従来のブルーグラス・ネオブルーグラスの3品種の個体をひとつの画面に収め比較してみました。
確かにアイボリーグラスは尾びれの色合いの違いがハッキリしていますが、ブルーグラスとネオブルーグラスはほとんど区別が出来ません。

この画像は参考までにアイボリーグラスとブルーグラスの比較です、ネオブルーグラスの位置関係が見えてきますでしょうか?

何腹か仔を採ってみました、そのうち一腹が当たり?元になりました。
得られてくる仔はサイズに多少大小あるものの表現はすべてブルーグラス風になりました、単体で見ている分には表現はほぼブルーグラスそのものです。

主な構造は揃ったアイボリーですので基本構造はレッドグラスです、赤の色素胞はアイボリーにより抑制されますので、したがって生まれてくる仔からは赤は出現してきません 。
そして、このネオブルーグラスの場合アイボリーグラスとの違いは赤の色素胞とは別に、尾びれの下地にブルーの色彩を表現するものを持っているかどうかという部分であろうと言われています。

ブルーグラスという表現を成立させるのにこうした手法もあったという訳ですね、そして今までのブルーグラスとの大きな違いは得られてくる仔がすべてブルーグラスの表現になるというところです。
とても面白い品種になりました。


■品種研究リポート 71.

 アイボリーグラスの中から青みの強い個体を得る。

■2011年3月の個体
 
アイボリーグラスの中から出現した青みの強い個体。
 
見る角度によって青みは強弱します。
■比較してみてください。
これがアイボリーグラスですね。   
これがブルーグラスですよね。

何かとお騒がせの?アイボリーですが、私のところでは現在割合と多くの個体を抱えれいます別にアイボリー信仰者という訳でもないのですがこの品種のもつ多くのファクターが大変に魅力的ですから。

その中で一本の水槽ですが、約100リットルの水槽で自然繁殖をさせているものなのですが今までまるでワイルドもののの繁殖水槽のように安定したアイボリーグラスの表現で繁殖している水槽なのですが、足元にある水槽ですので斜めから日の光が差し込んで水面からひょっと見るとブルーグラスが紛れ込んだのかと思ってしまうほど青く見えた個体が数匹いました。
水槽の接地してある場所からはブルーグラスが混ざる場所ではなく実際水槽から抜いて見ますと個体は確かにアイボリーグラスなのですが見る角度ではかなりきれいな青色に見えます。
この100リットルの飼育槽には繁殖した個体が一面にいるほどの数の中で実際にぬいてみると4尾でした。
どうも斜めからの光で一番青く見えるようで、上記の画像ではうまい色合いがだせなかったのですがアイボリーグラス・ブルーグラスの画像と比べていただくと雰囲気がお解かりいただけるとおもいます。

長期に渡るドンブリ飼い(ひとつの水槽で自然繁殖させることをういう)の中で何かが煮詰まった部分なのかも。
別にして仔を採って見ようと思っていますのでうまく生まれてくる個体がすべてブルーグラス風味なんてことになると面白いのですが、100%ブルー?どこかで聞いたことがあるような・・・・・・・・・・。
これだからグッピーはやめられなですね。(2011年03月)


Canon EOS 10D・EF 50mm Compact-Micro Photo/S.kobayashi