■品種研究リポート 74.

 ルブラを他の品種と交配してみる 6.

ローズマダーと名づけました。

■2011年4月の個体
  
  
親魚になり本格的な表現が見えてきました、上記の4画像は同じ個体を色々な角度で撮影したものです。
一つの個体がこれだけの色彩が変化して見えます、さすがルブラ系品種ですね、こうした色彩の変化はルブラ系品種の独特なものです。
基本的な色彩は茜色(あかね色)で独特な赤色です、尾形はダブルソード風にきれいな表現です。
このダブルソード表現はダブルソードをもっている訳では無くラグナデバドスの尾形をウィーンルブラの尾形で後ろに引き伸ばした形をとっていると思われますが良い感じです。

このネオワイルドで独特な雰囲気をもったこの品種は、単にラグナデバドスルブラではかえって意味不明な感じがするという事で、この独特な茜色(あかね色)をイメージしてローズマダーと名づけました。
次の段階としてRREA種とアルビノ種にしていますので、この茜色とアルビノ系の取り合わせは非常に楽しみですね。

■品種研究リポート 68.

 ルブラを他の品種と交配してみる 3.

ラグナ ルブラ の話。
■2011年1月の個体
 

年を越えて本格的に発色がはじまりました、もう少し淡い色合いを想像していたのですが仕上がってきた個体は思いのほか赤みが強く印象の強いものになりました。
まさにルブラという感じでこの辺は狙い通りになりました、が、得られた個体は全体的に黒みがかった感がありこの辺が色合いを強く表現させている現況に見えます。
ここら辺はルブラと交配させたラグナデバドスの持っていると思われるレースの存在が見え隠れするのですが、現在のご報告まで。

■品種研究リポート 67.


 ルブラを他の品種と交配してみる 2.

ラグナ ルブラ の話。
■ラグナデバドスとルブラを交配してみる。
   
まだ若い個体ですが思いどうりの発色がはじまりました。
 
 
      

X
  
オス側にラグナデバドスをつかいました。
 
ルブラはウィーンルブラのメス固体をつかいました。
     

この交配の狙いはラグナデバドスの発色の特徴をいかして全身にルブラ表現をねらったものです。
ルブラの場合胴胎交配を重ねていきますとこめかみのあたりからほぼ全身にルブラ表現をするものがまれに現れます、しかしこうした繁殖からの個体はどうしても腹部の部分の発色が逃げます、今のところ原因は定かでありませんがいまひとつさみしいものとなります。
そこでラグナの特徴である腹部に十分な発色に着目した交配です、まだ得られた個体は若いもので十分な発色に至っていない画像ですが狙いはあたっているようです。

このようなルブラとエンドラーズ系品種との交配はこの発色過程に面白いところがありまた後日ご報告をいたしたいと思います。

また一言付けくわえておきますと、このようなラグナと交配の場合ラクナ自体がエンドラーズのような安定した構造ではないため交配に使う個体により交配結果にばたつきがでることが考えられますのでお含みください。
それはさておき先が楽しみな個体です。

Canon EOS 10D・EF 50mm Compact-Micro Photo/S.kobayashi