ここでソード・ラウンド系品種のセールをしたせいかまたもやウィーンエメラルドにつきましてお問い合わせいただく機会が多くなりまた私どもWebサイトへの検索でもこのウィーンエメラルドでご覧頂いているお客様も多く、今までお出かけいただきましたお客様以外ではあまりこうした場ではあまり深くをお話してはいなかったのですがそろそろこうした完成された品種につきまして理解を深めていただくのも良いと思いまして今さらなのですが話題にしてみました。
大半のお客様の疑問はようは「何をもってウィーンエメラルドと言っているのか?」という部分です、そう言われてみればウィーンエメラルドとはゆうもののはっきりとこれをもってウィーンエメラルドとするという表記は今まで見たことがありませんでしたね、そこで。
まず上の2つの個体の画像をご覧ください。
これらのウィーンエメラルドは私どもに来ましてかれこれ20年近くなるものです、当初はトップ・ボトム・ダブルソードかなりバラつていたものでしたが長年の淘汰により2〜3年を過ぎてからは現在のような表現にほぼ落ち着いてきました。
大変に良くウィーンエメラルドの基本的な表現を表している個体です、お客様にお聞きしますとウィーンエメラルドの名前でかなり色々な表現のものが市場では出回っているようなのでこの画像で本来のウィーンエメラルドの姿をなるべく解りやすくお話してみようとおもいます。
それでは ウィーンエメラルドの基本的な表現条件を上げてみます。
1).尾びれの色合いの表現が上下異なること。
2).体に単眼模様(黒い点の柄)が現れること。
3).腰の付け根にグリーンの色合いが表現されること。
4).背びれの色合いが黄色になること。
厄介な話を除けばざっとこんなところになります、 画像から良くごらんください。
では何故こんな断定的なことが言えるのか?
これがウィーンエメラルドの面白いところです、この今上げた表現の条件を満たさなければこのような体型にならないという色合い表現と体型表現がある意味で相互関係にある訳です。
ちよっと話がやっかいになって来たのでもう少し細かくおはなししてみましょう。
まず尾びれの話から、何故上下の色合いの表現が違わなければいけないのでしょうか?
これは ウィーンエメラルドは基本的にダブルソードではないからです、つまり上側のソード表現と下側のソード表現をつかさどる遺伝的な要因が異なるからです、思い起こしてください「ウィーンエメラルド ダブルソード」とはどなたも言いますせんよね。
端的にいうとトップ付きボトムな訳です、当然遺伝的なファクターが異なる訳ですから色表現は違ってあたりまえというか違わなければこうならないということになります。
下の画像をご覧ください。
|