ドットパール ホワイトウィング タイプ


 
□2009年08月の固体です。

□まだ若いものですが、胸鰭が白くなってきた固体がいくつか出始めました。


□表現としては大体思いどうりになっています。

ついに出てきました、ドットパールの構造的にはホワイトウイングになっても不思議ではないとおもっておりました。
段々に品種的に煮詰まってきましたらやはり出てきました、まず胸鰭が黒く表しその先から成長と共に白く変化してきます。
グリーンがかったタキシード表現の部分に背中から白が鹿の子にかぶってきてそれにホワイトウィングとくればこうしたブラックアンドホワイトの一つの究極の容になりえましょうか。

こうした今まであまり見ない容の品種ですから、上手いことばかりではなく難しい部分もまだ残されています。
現在ドットパールにトライされている方ならお分かりいただけるでしょうが、量繁殖させると尾びれがまるでスワローのようにまたホークテールのようになるものが現れてきます。
これは尾びれの下地ある模様と表面にある模様がうまく?重なってしまった場合その重なったメラニン部分がまるでジグソーパズルのピースが抜け落ちるように無くなってしまうためその先まで尾びれとして形成できなくなってしまうものです。
このランダムな尾びれの柄をどうコントロールするのかが問題です。
またホワイトウィングで固まると体格が小ぶりになる傾向がありますが、ドットパールのベースになっているアイボリーと上手く絡んでこの辺が解決できるといいのですが。
まだ容になって日の浅い品種ですから多くの問題も含めて楽しみな所です。


Canon EOS 10D・EF 50mm Compact-Micro Photo/S.kobayashi