■研究リポート 45.


全身ブルーへのチャレンジ


■2009年03月の固体たちです。


ラズリーアクアマリンモザイクからの固体
ラズリーアクアマリンのソードタイプからの固体
現在のところ、一番全身単色ブルーに近いソリットブルーの固体

一つの目標である全身を綺麗なライトブルーに表現させるというもの。
もう長々色々な方向からチャレンジしているのだが、いまだに思うに任せないというところの近況報告です。

現在こうした目標に一番近いものは上の画像でご紹介しているソリットブルーという固体です。
基本的な構造はプラチナブルーグラスでグラスで揃える事で尾びれは単色に持っていけていますが、グラス系無地はどうしても少しの黒いドットが入るのが難点と、申し越し強い青みがほしいところです。

上段左の画像はラズリーとアクアマリンを表現しながら尾びれをモザイクでそろえ綺麗なトライアングルテールに出来る固体です。
体はラズリーアクアですから申し分の無い目標に近いブルーを得ていますが、ブルー系モザイクの弱みで尾びれが無地にどうしてもなりきれません。
ここら偏をクリアーできるとかなりの固体が得られると思うのですが。

上段右の画像はラズリーアクアマリンのソード系固体から尾びれの付きの良いものを選別して繁殖している固体です。
元来尾びれの無いところを力技で尾びれをデルタにしているのですから当然尾びれは上手い無地になるのですが、いかんせん無いものを付ける訳ですから尾びれの不安定さともひとつ、ブルーグラスの基本構造をご理解いただけていますとお分かりいただける思うのですが、Rヘテロブルーの宿命ですかね、この構想だと尾びれは黄色が強く表現される。

また「これは設計図がまちかっていますな」といわれそうですが・・・・・・・・・・・・・・・・。
しかしこうしていろいろやっていますとライトブルー系品種の中ではブルーグラスは良く出来ているものと思い知らされます。
また進歩がございましたらご報告をいたします。



Canon EOS 10D・EF 50mm Compact-Micro Photo/S.kobayashi