ドットパール


□2009年03月の若い固体です
 

2008年11月に得られた個体のオスをアイボリーグラスのメスに交配した固体です。
やっと発色してきたところですが、表現は得られた個体を見ると大体安定してきているようです。
やはりアイボリー系品種であるためにしっかりとした体格になっています、黒い胸鰭・独特な青みがかったタキシード表現、尾びれのスポット模様も思うように表現されてきています。

メス側はまだ手がついていませんが一応オスはこれで完成といえそうです。
こうした交配による新しい表現も楽しいものですね、しかしこのような交配によって自分が思うような表現を狙う場合はしっかりとした図面が必要になることはいうもでもありません。

今のところメスは非タキシードの表現ですが、やはりメスもドットパールの表現で揃えたいものです。
まだまだ仕事は続きそうです。



□2008年11月の固体です
今年4月の固体に比べかなり進歩しました。
尾びれ第3ラインまでドットが表現できるようになりました。
久々新鮮な感じの魅力的な表現です。

今年4月にご紹介いたしましたドットパールの後日、記です。
ここで4尾のメスから仔を取りました、どうにか一つのメスがアイボリーでヒットしたようです、アイボリーは揃っているのかヘテロなのかメスは外見では判別不能ですので、仔をとってでたとこ勝負しかないと言うのが厳しいところです。
まだ完全に確認できた訳ではありませんが、表現はかなり狙いに近づいてきました。
4月の段階の固体では尾びれのドットが第2ラインまでしか表現できませんでしたが代を重ねた為かこれらの固体は第3ラインまできちんとドットが入るようになりました。
アイボリーで揃いはじめたせいか尾びれの色合いはアイボリーがかった白色でドット表現と合わさり新鮮な感じです。
体前半がプラチナぽい表現に見えるのは下地がレッドテールで揃ってきているのでそのレッドテールの影響と考えられます。

今のところこのタキシード表現はY型でメスの表現はノーマルです。
この品種をはじめた頃はどうもてもドイツイエローのくずみたいな固体ばかりでやはりダメかと一時はおもいましたが、ここまで仕上がってくるとドイツイエローとは一味ちがった独特な雰囲気をだしています。
これはいけそうです!


Canon EOS 10D・EF 50mm Compact-Micro Photo/S.kobayashi