噂の“ブラチナショッカー”です


□2008年05月の固体です
これがタキシードでは無く、タキシード表現であるというと、そして繊細な柄の入る赤い尾びれ
初期タイプより強いプラチナ表現・タキシード表現に浮かぶレース模様・特徴的な黒い胸鰭

噂では聞かせていただいていたタイプです。
現在市場ではプラチナショッカー自体、「らしい?固体」は見られるようですが初期タイプからの遺伝的な構造を保持しているものはほとんど見られなくなってしまっているのが現状のようです、もしかして主シンガポールにもすでにいないとか・・・・・・・・・なんて。
上記画像でご紹介いている固体は2008年5月現在の固体でお客様の手によるものです、初期タイプと同じ遺伝構造が保持再構築されておりかつ初期の遺伝構造による表現がより強調されてすばらしい固体に仕上がっています。
ご本人いわくこれを“メデューサのプラチナショッカータイプ”というそうです、理解できます??????。

私自身、長い話になりますが、プラチナショッカーに付きましては品種としての色々な話はお聞かせいただいていたのですがどうしても輸入グッピーには感染症の話がついてまわりますし。
また、まじめに?普通の熱帯魚屋さんをやっていた時代の話ですが(このような感染症が発生する以前の話で恐縮ですが)当時東南アジア主にシンガポールからです、輸入グッピーとしてひとカートン輸入単位として600ペアほどの数で一度の仕入れで何品種かのグッピーを仕入れ販売しておりました。
その中にこれに良く似たタイプを随分と見た気がしたしました、インボイスネーム(輸入時点での商品名)でマルチスポットとかペスタブラックといった中に良く似たものを見たような・・・・・・・・・・。
プラチナショッカーの元も輸入グッピーからのヌキのようですから納得できる部分ですが、グッピーと付き合いが長すぎるというのも考えもののところがありますね新鮮な部分を見落としてしまう。

そんなこんなで私の中ではなかなかメジャーになってこなかったのですが、つい先日お客様からご自分でおやりになっている現在のプラチナショッカーの画像を見せていただきましてひっくり返ってしまいました。
私が想像していた表現とは全く異なった大変に美しい個体に仕上がっていました、ルブラで一息ついていたのにまた火がついてしまったかも。

ブラチナショッカーには大変に多くの表現型が存在していることが解かりました。
ご覧いただいている画像の固体は今までプラチナショッカーの名で紹介されて来ている画像から私なりに初期タイプの表現型を定義してそれらの表現型が一番強く出ている固体を撮影しご紹介しています。

多くの興味ある遺伝的要因を引きずりながら宿題として縁ありましてこの品種とお付き合いさせていただくことになりました。
また楽しみな品種が登場しました。


Canon EOS 10D・EF 50mm Compact-Micro Photo/S.kobayashi