レッドテールの話

□2007年6月の固体です


■アルビノレッドテール6月のF2固体です、ブドウ目系アビノの透明感のある赤色が体全体に発色しきれいなものです


■この固体はモスコーレッドの名前で来たものに力技で尾をつけたものです、これは普通体色です


■これは面白い個体です、常にアイボリーを入れたレッドテールです、体格も尾開きも良く好感の持てるスタイルです。
体に水色の表現が見えアイボリーを感じさせます。

今回はレッドテールを何パターンかご紹介してみました、こうして並べてみますと各タイプともに個性があり、赤く見せるための遺伝的な構造の面白さがありますよね。
こうした組み合わせによる手法によりレッドテールは随分と安定した品種になりました。興味のわいた方は↓からどうぞ。




□2007年4月のF2固体です

元のオス親がアルビノ種(ブドウ目系)でありましたので、F2でアルビノが分離してきました。
F1の普通体色の固体同様、まだ若い固体ではありますがなかなか良い体格をしています。
尾開きも良くこれから期待が持てます。
こうした手法がどのくらいの効果が続くのかたのしみなところですね。



□2007年3月のF1固体です

レッドテールの品種は最近多くなりましたネ。
フルレッドとか何とかレッドとか、とか、でも結局のところ、そのまま代を重ねるとどうしてか尾びれが無くなってくる。
無くなるというと問題があるのかな、尾びれがギザギザになりまるで最低のスワローの崩れの尾びれのようにになっていく、どんどんなっていく、まるでボロ雑巾、レッドテール好きの皆さん暗黙の了解であるかも〜です。
上の画像は下の画像の交配からのF1です。
なかなか良い体格と大きな尾びれを持った普通体色のレッドテールです。
さあこれからブラックボックスです。

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この固体は 私どもでもう10年以上になるアルビノレッドテールです。
胴胎交配をずっと重ねてきたもので、体格も大きくならず画像のように尾びれがかろうじて三角に見える個体は一腹で10%ぐらいのものでほとんどの固体は尾びれが荒れてしまうものです。
このオスに のメスを交配させたF1がいちばん上の画像です、このお世辞にもリッパといえないショボイ親からはまるで想像がつかない体格と尾びれです。
まして尾びれの乱れはほぼ修正され得られた仔たちは一応に画像のような尾びれになっています。
こうした手法は海外では見られるものですが、我日本では以外に見られないものです。
したがって日本ではフルレットとかいうものでなく、単にレッドテールという品種が見られないというのもうなずけるところです。

皆さんもこのプロセスの解読に挑戦してみてください、レッドテールのとりこになることも違いなしです。


Canon EOS 10D・EF 50mm Compact-Micro Photo/S.kobayashi