■品種研究リポート 基本編No.3


アイボリー表現の真実 パート2

The truth of “Ivory expression”Part 2

アイボリー表現の面白さ
 
これがアイボリーモザイクの尾びれの発色です
アイボリーがホモで赤もホモです
個体はコーラルアイボリーモザイク
この個体はアイボリーがホモで赤がヘテロです
尾びれの発色はブルーですしょぼい個体で申し訳ない
アイボリーのRrは禁手と思っていたのでまともな固体の画像無くすまんこってす!
この個体は私どもの所に来た初期アイボリーモザイクです
この個体はアイボリーがヘテロで赤がホモです

アイボリー表現のパート1で、やっかいな部分を説明いたしました所。
そこまで話なら当然表現を見せろと言うことになりまして、とりあえず古い画像・現在いる個体をならべましたので、是非視覚に訴えて見てください。

初期のアイボリーモザイクのモザイク模様はかなり強く柄が流れているのが見てとれるとおもいます。
アイボリーを表現している固体はやはり基本が赤でありますのでモザイク柄もしっかりとしていますが、いくらアイボリーで揃っていてもRヘテロの個体ではモザイク柄も弱く単にブルーモザイクの表現になります。

アイボリーモザイクの若い個体です、見方ではV?に見えない事も・・・・・・ないか・・・・・・・・・?
これに対してアイボリーのグラス系はきれいなアイボリーを表現します

どうもアイボリーの表現が微妙な色合いになるのは初期型のモザイク表現のタイプのようですね。
最初にご覧いただいたアイボリーモザイクでもコーラルになっている個体はきちんとアイボリーを表現できていますので、いわゆるこの柄を強く流すY型モザイクにあるのかもしれませんね。
まだまだ楽しめそうなアイボリーであります。


Canon EOS 10D・EF 50mm Compact-Micro Photo/S.kobayashi