アイボリーグラス リボン

Ivory grass ribbon

まだ、完全にそろってはいませんが、らしくなってきました!

アイボリーグラスってなかなかきれいなグラス模様のもが見られませんネ。
おぉ〜クラスかと思えばレースだったりして、ここら辺はアイボリーの基本的な構造によるものなのですが、今回はもう少し基本的な部分で、
アイボリーにそろえると言うおはなしです。
画像でご紹介いたしました個体、アイボリーグラスのリボンタイプです。
意外と出てきませんよネ〜このリボン。
実のところお客様にご依頼をいただきしゃあない?やっているタイプです、
「自分でやれば」といいましたら
「こんな面倒なものはやってられない、買ったほうが早い」と言う訳であります。
確かに一見簡単に見えるタイプなのですが、ブルーグラスをリボンにするのとは訳が違うのであります。
少々手がかかるのです。

アイボリーの遺伝的な要因は常にいるというのは皆さんもうご存知のこととおもいますが、こいつらのやっかいな部分は単に常でアイボリーをそろえただけではアイボリーを表現できないと言うところなのであります。
他品種に安易に交配をさせていったんそろったアイボリーを表現する構造を崩すとこれを揃えるのはかなり難しくなります。
まあ、逆説的な言い回しをすればそろったものは非常に安定してアイボリーを100%表現してくれるという事になり、この安定感はアイボリーの魅力ですネ。
ブルーグラスのようなこれを淘汰して、と言うところが無いのは扱いやすですしアイボリーをご購入されるお客様のいち条件のようです。

交配をされる方に注意なのですが、最近のグラス・モザイクはレッドテールを抱いているものが多く、作為的に交配をされる以外は絶対にレッドテールを持ち込まないこと、いったん持ち込んでしまいますと二度ときれいなグラス模様は期待できなくなってしまいます。

しかし、いったんそろった個体は案外扱いやすく生まれてくる仔は全てアイボリーになりますし体格もかなり良くなります。
尾びれの模様も雌をきちんと選別していけばグラス模様にも、モザイク模様にも持っていくことが出来繊細な色合いと合わせで上手い品種です。

画像の個体は、現段階アイボリーとしての出現は約50%ぐらいです。


Canon EOS 10D・EF 50mm Compact-Micro Photo/S.kobayashi