■品種研究リポート 18


エンドラーズ ライブベアラーズ 2004−

Endler‘s Livebearer 2004-

この鮮烈なオレンジ色とコントラストをもつ品種は本当にグッピーではないのか?No,3
もう少し深めてみる!
 
 
■ホルモン処理された原種型エンドラーズの雌個体
■言わずと原種型エンドラーズの雄個体

上側左画像はDr.G氏によりホルモン処理された原種型エンドラーズの画像です。

通常エンドラーズの雌の表現はまったく透明に近く色合いとしての表現は認められません、ですから実際に雌がどんな表現を持っているかを目の前で確認する事は不可能ですが、ホルモン処理することで抑えられていた表現を目のあたりにする事が可能になるのです。
ある程度構造的に見えてきているグッピーならいざ知らず、エンドラーズのように現在の所白紙の状態であるものに対してはこうした手法もアリですね。

良く雌をご覧いただきますと、雄と同様こめかみの部分にオレンジ色が確認できます、お判りいただけますでしょうか。
これによって端的に「雌は無地ネ」とは言えなくなります。
これがいったいどんな意味合いを持つのでありましょうか?
本音の部分では「色は出るな・・・・・・・・」言うせつな的な希望はあったのですが、やはりというか、出たかというか。

この部分がなぜそんなに問題なのかというとでありますが。
単純な話エンドラーズの雌がこうした構造をもっている事が判った時点で、エンドラーズをグッピーに交配させた場合、現段階では二度と分離させる事は出来ないということであります。
エンドラーズ、大事にしたいものですね。

これ以上進むと話がグロになってきますので今回はここまで。


Canon EOS 10D・EF 50mm Compact-Micro Photo/S.kobayashi